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会議の議事録をどうにかしたくて、Nottaの申し込みページまでたどり着いた。
そこで念のため評判を検索したら、「精度が悪い」「使えない」という声が先に目に入って、指が止まった。
悪い口コミが3つ4つと並んだ画面で、申し込みボタンを押せる人はそういません。
しかし、その口コミを公式サイトと公式ヘルプに1件ずつ当てていくと、景色はけっこう変わります。
たとえば「認識率50%~80%程度」という数字。
これはNottaの悪い口コミの一節ではありません。軽いミーティングや打合せの場合の目安として、Notta公式のヘルプセンターに載っている数字です。
一方で公式サイトのよくある質問には、発言が明瞭で整然と行われる場面なら98.86%以上とあります。
同じ会社が出している精度の数字が、場面によってここまで振れているのです。
よく見かける悪い評判をひととおり集めて公式の記載と突き合わせると、大半は隠れた欠陥ではありませんでした。料金プランのページとヘルプに、最初から書いてある仕様です。
契約前にどこを読んでおけば防げたのか、という話が多いというわけです。
私はNottaを契約していません。だから、実際に録音して精度を測った話はここには出てきません。
出てくるのは、公式が公開している条件と、それを読んだ私の判断です。
今回は、よく見かける悪い評判13件を「料金・課金」「精度」「解約・データ」の3系統に分け、公式の記載と1件ずつ照合していきます。
最後に、無料プランのまま自分の会議の「いちばん条件が悪い場面」を試す順番まで並べました。
Nottaの評判は、見る場所によって数字が変わる
そもそも「Nottaの評判」を数字で見ようとすると、見に行った場所によって結果が変わります。
2026年8月24日時点で、代表的な3か所はこうなっていました。
| 見ている場所 | 評価 | 件数 | 投稿している人 |
|---|---|---|---|
| App Store(日本) | 4.3 | 26,278件 | iPhoneアプリの利用者。日本語の一般ユーザーが中心 |
| ITreview | 4.0 | 62件 | 国内の法人利用者。所属企業の確認つきレビュー |
| Trustpilot(英語) | 総合スコアの表示なし | 168件 | 英語圏の利用者 |
国内のアプリストアは2万6千件を超える評価で4.3。母数が大きいぶん、これは安定した数字です。
法人向けのITreviewは4.0で、内訳は5.0が9件、4.0〜4.5が39件、3.0〜3.5が13件、2.0〜2.5が1件、1.0〜1.5は0件でした。
厳しい評価がほとんどない分布です。
ところが英語圏のTrustpilotだけは事情が違います。168件の投稿が集まっているのに、総合スコアが表示されていません。
ページには「ガイドライン違反のため、この企業の評価は表示できません」という趣旨の掲示が出ていて、あわせて「一定数の偽レビューを削除しました」とも書かれています(出典: Trustpilot・Notta.aiのページ/2026年8月24日時点)。
「海外では低評価がついている」という指摘を見かけますが、スコアが出ていない以上、点数としての比較はできません。
逆に「海外でも高評価」とも言えない。
口コミサイトの点数を数え比べても、Nottaが自分に合うかどうかの答えは出ないのです。
だから点数は追いかけません。悪い評判の「中身」を1件ずつ取り出して、公式サイトと公式ヘルプに何と書いてあるかと突き合わせます。
評判が本当かどうかは、点数ではなく仕様で決まります。
国内と海外で評価が割れて見えるのはなぜか
同じサービスなのに、なぜここまで見え方が違うのか。
公式の仕様から説明できる部分だけを挙げます。
- 言語の重心:58言語に対応する一方で、公式サイトは「日本語特化AIと58言語対応」という言い方をしている。日本語の会議が主戦場のサービス
- 利用シーンの違い:国内はスマホアプリでの録音と議事録づくりが厚い(アプリの評価件数が2万6千件超)。使い方が揃うほど、評価も揃いやすい
- 課金トラブルの起きやすさ:3日間トライアルの自動更新やストア課金の紐づけは、言語に関係なく起きる。料金への不満はレビューサイトに集まりやすい
1つ目は公式サイトの表記そのものです。
音声認識に対応する言語は58で、日本語・英語のほか中国語や韓国語、欧州の主要言語が並びます。
しかし、公式が前面に出しているのは「日本語特化AI」というキーワードのほうです。
日本語の会議を日本語のまま扱う用途に重心がある、と読むのが自然でしょう。
2つ目は、評価を書いている人の母数と使い方です。
国内はアプリの利用者が多く、しかも「会議を録って議事録にする」という使い方に寄っています。
使い方が揃えば、体験も揃う。英語圏では別の用途の人が混ざるぶん、評価は割れやすくなります。
3つ目は課金です。無料のつもりが年額になる、アプリを消しても止まらない、購入が別アカウントに紐づく。
これはどの国の利用者にも同じように起きます。
そして請求への不満は、機能への不満より強い言葉で書かれやすい。点数が下がりやすいのは、この成分です。
とはいえ、ここから先は推測です。
英語圏のスコアが表示されていない以上、「海外では低評価」という指摘の真偽は公式の記載からは判断できません。
だから私は、この1件だけは白黒つけずに置いておきます。
Nottaの悪い評判は3つの系統に分けられる
悪い評判をひととおり読んでいくと、話題は驚くほど3つに集中します。
料金と課金まわり、文字起こしの精度、そして解約とデータの扱い。
この3つは原因も対処法も別物です。まとめて「Nottaは評判が悪い」と受け取ると、自分には関係のない不満まで背負い込んでしまいます。

- 仕様どおり:公式にそう書いてある。不満は理解できるが、誤解ではない
- 仕様の見落とし:公式に書いてあるのに、契約前に読まれていないことが多い
- 環境や使い方の問題:録音のしかたや設定で結果が変わる。手を打てば改善する余地がある
- 公式の記載からは判断できない:白黒つける材料がない。無理に結論を出さない
4つ目は地味ですが、いちばん大事だと思っています。
「これはデマです」「これは事実です」と全部言い切ったほうが、読み心地はいい。
しかし材料がないのに言い切れば、それはただの推測です。
公式に書いていないことは、書いていないと正直に扱います。
Nottaの悪い評判13件を公式の記載で判定した一覧
まずは13件の全体像です。
スマホでは表を横にスクロールできます。
| よく見かける評判 | 系統 | 公式の記載 | 判定 |
|---|---|---|---|
| 無料だと会議が3分で切れる | 料金・課金 | フリーは「1回につき3分まで文字起こし可能」 | 仕様の見落とし |
| 無料の月120分はすぐ足りない | 料金・課金 | フリーの文字起こし時間は120分/月 | 仕様どおり |
| 3日間の無料お試しのつもりが年額を請求された | 料金・課金 | 終了前に解約しない限り年額料金(14,220円・税込)が発生 | 仕様どおり |
| 割引を選んだのに正規料金を請求された | 料金・課金 | 初年度割引と3日間無料トライアルはAppleアカウントにつきどちらか一方 | 仕様の見落とし |
| アプリを消したのに請求が続く | 料金・課金 | アプリを削除しても自動更新は解除されない | 仕様どおり |
| 課金したのにフリープランのまま | 料金・課金 | ゲストモードや別アカウントでの購入が原因になり得る | 環境や使い方の問題 |
| 途中でやめても返金されない | 料金・課金 | 途中解約の日割り計算による精算・返金は行わない | 仕様どおり |
| 98%というほど精度が高くない | 精度 | 軽いミーティングや打合せは認識率50%〜80%程度が目安 | 仕様どおり |
| 専門用語や社内の略語が誤変換される | 精度 | 用語を辞書に登録すると精度を上げられる | 環境や使い方の問題 |
| 複数人が同時に話すと崩れる | 精度 | 「2人以上で同時に発言しない」ことを推奨 | 環境や使い方の問題 |
| 解約したら過去の議事録が読めない | 解約・データ | 有効期限が切れると冒頭の3分部分しか見られなくなる | 仕様どおり |
| 退会したらデータが全部消えた | 解約・データ | 退会後はすべてのデータが削除され、復旧は受け付けない | 仕様どおり |
| 海外では評価が低いらしい | — | 公式サイトに記載なし。英語のレビューサイトも総合スコアが非表示 | 公式の記載からは判断できない |
13件のうち、公式に書いてある仕様がそのまま不満になっているものが7件。
読めば分かるのに見落とされやすいものが2件、録音環境や使い方で変わるものが3件、判断できないものが1件でした。
「隠れた欠陥」に当たるものは、この13件の中にはありません。
とはいえ、「不満を持った人が悪い」という話ではありません。
仕様であっても、契約前に気づけなければ結果は同じです。
ここから系統ごとに、どこを見ておけば防げたのかを見ていきましょう。
料金・課金の悪い評判は「申し込んだ経路」で起きている
3つの系統のうち、いちばん声が大きいのが課金まわりです。
中身は精度への不満とまったく性質が違って、「思っていたのと違うタイミングで、思っていたより大きい金額が引き落とされた」という話が中心です。
そしてこの系統は、公式ヘルプを読むとほぼ全部が説明できます。
3日間の無料トライアルは、放っておくと年額プランになる
Nottaには、期限なしで使える「フリー会員」とは別に、プレミアムの機能を3日間だけ試せる無料トライアルがあります。
この2つが混同されると事故が起きます。
なぜならフリー会員は課金が発生しませんが、3日間無料トライアルは終了前に解約しなければ料金が発生する仕組みだからです。
Web版のトライアルについて、公式ヘルプはこう説明しています。解約しないと、3日後に12か月分の年額料金(14,220円・税込)が請求される、と。
金額が大きく見えるのは、月額ではなく年額プランに切り替わるからです。
ここを月額だと思い込んでいると、請求額が想定の10倍以上にふくらみます。
- Web版:文字起こしは3日間で300分。トライアルが終了する前に解約すれば料金は発生しない。解約してもトライアル終了日までは使える
- アプリ版:文字起こしは3日間で1,800分。解約の期限は終了日の24時間前。解約するとその時点でフリープランに戻る
- どちらも、支払い方法は登録した端末で決まる。Web版はクレジットカード、アプリ版はApple ID決済またはGoogle Play決済
出典: Notta公式ヘルプ「『フリー会員』『3日間無料トライアル』の違いを知りたい」(2026年8月24日時点)
同じ「3日間」でも、無料で解約できる締め切りが違う。
この差は、公式ヘルプの比較表を開かないと気づけません。
判定は「仕様どおり」ですが、事故が起きやすい仕様であることは確かです。
アプリを削除しても、自動更新は止まらない
「使わなくなったからアプリを消したのに、翌年また引き落とされた」。この声も定番です。
公式ヘルプは、有料プランはアプリを削除または退会した場合でも解約にはならない、とはっきり書いています。
アプリ内で課金した場合は、App StoreやGoogle Playの定期購入の画面から解約するしかありません。
一方、Web版でクレジットカード決済にした場合は、Notta Web版にログインして「契約管理」から解約ボタンを押します。
解約が反映されると、支払い方法の欄が「自動更新あり」から「自動更新なし」に変わる。この表示が確認の目印です。
つまり、解約の窓口は「どこで申し込んだか」で決まります。
Web版で申し込んだプランはWeb版でしか管理できず、ストア経由で申し込んだプランはアプリ側でしか管理できません。
ここが分かっていないと、Nottaの画面をいくら探しても解約ボタンは見つかりません。
だとすると、はじめて申し込むときにどちらを選ぶかも決まってきます。
パソコンのブラウザからWeb版で申し込むのが、いちばん扱いやすいです。
申し込みも解約も同じ「契約管理」の画面で完結しますし、請求の履歴もそこで確認できます。
スマホのアプリから申し込むと、Nottaの中では解約できず、ストアのサブスクリプション画面まで行くことになります。
あとで迷わないほうを選んでおきましょう。
課金したのにフリープランのまま、はアカウント違いが多い
「お金を払ったのに機能が開放されない」。読んでいて背筋が寒くなる種類の口コミです。
ただ、公式ヘルプはこの症状の原因を3つに整理しています。
ログインしているアカウントが購入時と違う、ワークスペースが違う、通信やキャッシュの問題、の3つです。
このうち、仕組みが分かりにくいのが1つ目です。
NottaはメールアドレスではなくUID(ユーザーID)でアカウントを識別するため、同じメールアドレスでも別アカウント扱いになることがあります。
アプリにログインしないまま外部の画面から購入した場合や、ゲストモードのまま購入した場合に、別のアカウントへ紐づいてしまう。
公式ヘルプは、アプリにログインした状態でアプリ内から手続きするよう案内しています。
判定は「環境や使い方の問題」で、防ぐ方法があるという意味です。
しかし、防ぐ方法を知らずに踏むと、サポートに連絡して領収書の注文番号を送るところからやり直しになります。手間としては小さくありません。
返金は、原則として日割りにならない
年額を払った直後にやめたくなったら、どうなるか。
特定商取引法に基づく表示には、解約した場合に利用料金の日割り計算による精算は行わない、と書かれています。
支払い済みの期間中はサービスを使えて、その期間が過ぎたところで自動更新が止まる、という扱いです。
払い戻しも、Web版で購入した有料プランは原則として対応していない、というのが公式ヘルプの説明です(個別の相談窓口として、サポートのメールアドレスが示されています)。
アプリ版はAppleまたはGoogleの返金手続きが窓口になります。
ここは判定するまでもなく「仕様どおり」です。
年額プランは月額より1か月あたりの金額が下がるぶん、途中でやめたときの取り戻しが利きません。
月払いと年払いの差については、当ブログのNotta料金プランの選び方の記事で金額を並べて整理しています。
| プラン | 年間プラン(月あたり) | 月間プラン | 文字起こし時間 |
|---|---|---|---|
| フリー | 0円 | 0円 | 120分/月(1回3分まで) |
| プレミアム | 1,185円 総額14,220円・12ヶ月分一括 | 1,980円 | 1,800分/月(1回5時間まで) |
| ビジネス | 2,508円 総額30,096円・12ヶ月分一括 | 4,180円 | 無制限(1回5時間まで) |
| エンタープライズ | 要相談 | 要相談 | カスタマイズ |
精度の悪い評判は、公式ヘルプが先に認めている
ここは意外に思う人が多いかもしれません。
「Nottaの精度が悪い」という評判に対して、公式の言い分は「高精度です」の一本ではないのです。
場面ごとに、かなり幅のある数字を自分で出しています。
| 場面 | 公式が示している目安 | 出どころ |
|---|---|---|
| 発言が明瞭で整然と行われる場面 | 認識精度 98.86%以上 | 公式サイトのよくある質問 |
| 地方議会や役員会議などフォーマルな会議 | 認識率 90%以上 | 公式ヘルプセンター |
| 軽いミーティングや打合せ | 認識率 50%〜80%程度 | 公式ヘルプセンター |
| 口元で収音できない場合 | 精度が大きく下がる | 公式ヘルプセンター |
「98.86%以上」と「50%〜80%程度」。同じサービスの数字とは思えない開きです。
数字を盛っているのでは、と感じた人もいるかもしれません。
しかし、条件を見れば矛盾していません。前者は発言が明瞭で整然と行われる場面、後者は軽いミーティングや打合せです。
会議の内容にかかわらず口元で収音できない場合は精度が大きく下がる、という注意も添えられています。
ここまで来ると、評判がねじれる理由が見えてきます。
「精度が高くて驚いた」人と「使い物にならない」人は、たぶん違う会議を録っています。
前者は司会がいて1人ずつ話す会議、後者は雑談混じりで発言がかぶる打ち合わせです。
どちらの評判も、公式が示した幅の中に収まっています。
なお、他社メディアの記事では「Nottaの精度は約80%」といった数字を見かけることもあります。
しかし、その数字が公式のものとして示されている根拠は見当たりません。ここで扱うのは、公式が自ら出している上の4行だけです。

誤変換の不満は、公式の対処法とほぼ1対1で対応している
精度への不満の中身をさらに割ると、内訳もはっきりしています。
専門用語や社内の略語が化ける、複数人が同時に話すと崩れる、パソコンの内蔵マイクだと拾えない。この3つが多い。
ITreviewには、こんな改善要望が投稿されています。
「専門用語や社内特有の略語、業界のトレンドワードなどの誤変換がまだ時々見られます。」(出典: ITreview・Nottaのレビュー/2026年5月22日投稿)
好意的なレビューの中に出てくる要望なので、致命的な欠陥として書かれているわけではありません。
それでも、社内の言葉が化けるという体験は共通しているようです。
公式ヘルプの「精度を上げるためには」という記事には、この不満と対になる対処法が並んでいます。
- 文字起こしを始める前に「発話言語」を正しく選ぶ(結果が録音内容と全く違うときは、ここが原因のことがある)
- 周りの雑音を減らし、マイクの正面で、ゆっくりはっきり話す
- 2人以上で同時に発言しない
- 指向性のあるマイクを使い、マイクと発言者の距離を近づける
- 社内用語・専門用語をあらかじめ辞書に登録する(単語登録)
出典: Notta公式ヘルプ「文字起こし(音声認識)の精度を上げるためには?」(2026年8月24日時点)
不満の3つと、対処法の並びを見比べてみてください。ほぼ重なっています。
誤変換には単語登録、同時発話には発言のかぶりを避ける運用、内蔵マイクには指向性マイク。
つまり精度の評判は、Nottaの実力そのものより、録音のしかたで決まる部分が大きいのです。
言いかえれば、皆さんの側で動かせる余地がまだ残っているということです。
ただ、注意も要ります。
単語登録の枠はプランで決まっていて、フリーは3単語まで、プレミアムは200単語、ビジネスは1,000単語です。
無料のまま社内用語をまとめて登録して精度を上げる、という使い方はできません。
無料でできるのは「3単語だけ入れて、効き目があるかどうかを見る」ところまでです。
解約とデータの評判は「消える」ではなく「読めなくなる」
3つ目の系統です。
「解約したら過去の議事録が読めなくなった」という声は、用語がずれたまま広まりやすいところがあります。
実際には、データが削除されているわけではないからです。
公式ヘルプの説明はこうです。
解約してフリープランに戻っても、それまでの文字起こしデータが変更されたり削除されたりすることはない。
しかし有効期限が切れると、有料会員だった頃に変換したテキストは冒頭の3分部分しか見られなくなる。
ビジネスプランだった場合は、オーナー以外のメンバーがワークスペースにアクセスできなくなります。
- 文字起こしデータのダウンロードは、プレミアム以上の機能。フリーに戻ってからでは書き出せない
- 有効期限が切れる前に、残しておきたいテキストを手元に保存しておく
- 解約の手続きは更新日の24時間前まで。公式はストアの処理時間を見込んで2日前までを勧めている
- 退会(アカウントの削除)は解約とは別物。退会するとすべてのデータが削除され、復旧は受け付けていない
出典: Notta公式ヘルプ「有料プランの解約方法(自動更新停止)について」、同「退会後、データは削除されますか?」(2026年8月24日時点)
「冒頭の3分しか見られない」という制限は、フリープランの「1回につき3分まで」という上限と数字が揃っています。
有料で作った長い議事録も、フリーの物差しで測り直される、という理解でいいと思います。
データは残っているので、また契約すれば全文が読めるようになります。
逆に言えば、有料のうちに書き出しておけば、この不満は起きません。
手順の細かいところは当ブログのNotta解約の手順の記事にまとめてあるので、やめるときが来たらそちらを見てください。
なお、契約を続けている限り、文字起こしデータの保管期限はありません。
自分で削除するか、ワークスペースかアカウントを削除しない限り、データが自動的に消えることはない、というのが公式ヘルプの説明です。
Nottaの評判を自分の会議で確かめる4ステップ
ここからは実践です。
他人の口コミをいくら読んでも、皆さんの会議室の反響や参加者の話し方までは分かりません。
そして精度は、録音の条件で大きく振れます。
確かめるべきなのは「Nottaの平均的な精度」ではなく、「自分のいちばん条件が悪い場面での精度」です。
無料プランでできること・できないこと
評判を自分で確かめるなら、使えるのは無料プランです。
そこで、フリーとプレミアムの境目を機能ごとに並べておきます。

| できること | フリー(0円) | プレミアム(年間 月1,185円) |
|---|---|---|
| 文字起こし時間 | 120分/月 | 1,800分/月 |
| 1回の上限 | 3分 | 5時間 |
| AI要約 | 10回/月 | 100回/月 |
| 話者識別 | ○ | ○ |
| 話者の設定(名前をつける) | — | ○ |
| Zoom・Teams・Google Meet・Webexの文字起こし | ○ | ○ |
| 単語登録 | 3単語 | 200単語 |
| 文字起こしデータのダウンロード | — | ○ |
| テキストの翻訳 | — | ○ |
| 文章校正 | — | ○ |
| カスタムテンプレート | — | 5個 |
| クレジットカードの登録 | 不要 | 必要 |
読み取ってほしいのは2点です。
まず、フリーでも話者識別は使えること。誰が話したかを分けて表示する機能は、無料で試せます。
しかし、その話者に名前をつける「話者の設定」は有料からです。
もう1点は、フリーでは書き出しができないこと。
文字起こしデータのダウンロードはプレミアム以上の機能なので、無料で作ったテキストは画面上でコピーして使います。
無料枠の細かい線引きについては、当ブログの料金プランの選び方の記事で3つの質問に落とし込んで整理しました。
そして最大の制約が「1回につき3分」です。
30分の打ち合わせを録音しても、テキストになるのは頭の3分だけ。
逆に言えば、3分という枠を前提に組み立てれば、無料でもかなりのことが分かります。
いちばん条件の悪い会議を、3分だけ録ってみる
フリープランは、クレジットカードを登録せずに始められて、期限もありません。
1回3分・月120分という枠の中で、次の4ステップを回してみてください。
うまくいきそうな場面ではなく、うまくいかなそうな場面を選びます。
たとえば、広い会議室の中央にパソコンを置く部署の週次定例。
参加者が多くて相づちが重なる場や、オンラインと対面が混ざる打ち合わせでもいいです。
ここで実用に足るなら、ほかの会議は自動的に合格します。
フリーは1回3分が上限です。だから、録音を始めるタイミングが結果を決めます。
あいさつや雑談が続く冒頭ではなく、議題に入って発言が飛び交い始めたところから録りましょう。
始める前に「発話言語」が日本語になっているかを確認しておくと、結果が丸ごと外れる事故を避けられます。
「なんとなく精度が低い」で終わらせないのがコツです。
出てきた3分のテキストを読み、手で直したい箇所が何か所あったかを数えてください。
1分あたり2〜3か所なら、読み返しながら直せる範囲。
1分あたり10か所を超えるなら、そのままでは議事録として使えません。
話者の分かれ方が実際と合っているかも、あわせて見ておきましょう。
次の会議で、変える条件は1つだけにします。
マイクを発言者の近くに移す。よく出る社内用語を3つ登録する(フリーの単語登録は3単語まで)。
オンライン会議なら、各自のマイクから拾わせる。
それで修正箇所が半分以下に減れば、原因は録音環境のほうです。
ほとんど変わらなければ、その会議とNottaの相性の問題だと判断できます。
月120分あれば、3分の試行を40回まわせる計算になります。
実際には2〜3回で傾向がつかめるはずです。
評判に振り回されている時間より、この順番のほうがずっと早く答えが出ます。
登録はクレジットカードなしで進みます。有料に上げるかどうかを決めるのは、4ステップを終えたあとで大丈夫です。
なお申し込みは、あとで解約まで同じ画面で完結するパソコンのブラウザから進めるのがおすすめです。
Nottaの評判についてよくある質問
- Nottaの無料プランは、いつまで無料で使えますか?
-
フリープランに期間の制限はありません。自分で有料プランに上げない限り、自動で有料に変わったり課金されたりすることはない、というのが公式ヘルプの説明です。
クレジットカードの登録も不要です。課金が発生するのはフリー会員ではなく「3日間無料トライアル」のほうなので、この2つを取り違えないようにしてください。
- 無料プランでも、ZoomやTeamsの会議を文字起こしできますか?
-
公式の料金プランページの比較表では、Zoom・Teams・Google Meet・Webexの文字起こしはフリーでも対応となっています。
しかし1回につき3分という上限は変わらないので、会議の頭の3分だけがテキストになります。試すには十分ですが、議事録づくりの本番には足りません。
- 精度が思ったより低いときは、何から手をつければいいですか?
-
公式ヘルプの順番でやるのがいちばん近道です。まず発話言語の設定を確かめ、次にマイクと発言者の距離を縮め、そのうえで社内用語を単語登録します。
それでも改善しないときは、音声・動画ファイルと文字起こしの結果をNottaのサポートへ共有すると、詳しく調べてもらえます。
- 解約したら、過去に作った議事録は消えますか?
-
消えません。しかし有効期限が切れると、有料会員だった頃に変換したテキストは冒頭の3分部分しか見られなくなります。
全文を手元に残したいなら、有効期限が切れる前にダウンロードしておいてください。書き出し機能はプレミアム以上です。
なお、退会(アカウントの削除)を選んだ場合は話が別で、すべてのデータが削除され、復旧は受け付けていません。
- 申し込むなら、スマホとパソコンのどちらがいいですか?
-
あとの管理がしやすいのはパソコンです。Web版で申し込んだプランはWeb版の「契約管理」から、ストア経由で申し込んだプランはアプリ側からしか操作できません。
パソコンのブラウザで申し込んでおけば、プランの変更も解約も同じ画面で完結します。アプリで課金すると、解約はApp StoreやGoogle Playの定期購入の画面で行うことになります。
- 会社の会議で使っても、セキュリティ面は大丈夫ですか?
-
判断は各社のルール次第ですが、材料は公開されています。公式のセキュリティページによれば、ISO 27001(ISMS)の認証を取得し、SOC 2のType1保証報告書を2022年9月29日に、Type2保証報告書を2023年2月12日に受領。
データセンターはAmazon Web Servicesで、顧客データは東京のデータセンターに保管されます。社内の申請に資料を添えるなら、この公式のセキュリティページが早いと思います。
まとめ:Nottaの評判は「仕様を知っているか」で分かれる
最後に、13件の判定をまとめておきます。
- 悪い評判13件のうち7件は、公式に書いてある仕様がそのまま不満になったもの
- 料金の不満は「申し込んだ経路」で起きる。パソコンのブラウザから申し込めば、解約まで同じ画面で完結する
- 精度の不満は録音環境で大きく振れる。公式自身が、軽い打合せは50〜80%程度という目安を出している
- 解約でデータは消えない。ただし冒頭3分しか読めなくなるので、書き出しは有料のうちに
- 「海外では低評価」の真偽は、公式の記載からは判断できない
評判を追いかけていると、どこかで「結局どっちなの」と言いたくなります。
公式の記載を並べると、こう読めます。
Nottaは、司会がいて1人ずつ話す会議には強く、雑談混じりで発言がかぶる打ち合わせには弱い。
そして料金の設計は、3日間トライアルとストア課金のところに注意が要る。
この2つを知ったうえで契約すれば、いま出回っている不満の多くは、避けられるか、少なくとも想定内にできます。
ここまで読んで、結局は自分の会議で試すしかない、と感じた人もいるでしょう。
他人の点数を何件読んでも、皆さん自身の会議室で出た3分のテキストにはかないません。
クレジットカードの登録が要らないフリープランなら、試して合わなくても失うものはありません。
まずは次の会議の3分から、確かめてみましょう!
以上、ともかつでした。
- 私はNottaを契約していません。精度を実際に測った検証ではなく、公開されている情報を整理した記事です
- 本文の内容は、2026年8月24日にNotta公式サイトと公式ヘルプセンターで確認できた記載にもとづきます。本文で「公式の記載からは判断できない」と述べているのは、この範囲での話です
- 本文中のボタンとリンクの一部は広告(PR)です。紹介する順番や評価を、広告の有無で変えることはしていません
- 料金や仕様は変わることがあるので、申し込む前にNotta公式サイトの料金プランページで最新の内容をご確認ください
- 公式の記載が変わっていたら、気づいた時点で本文を直します
- Notta料金プランはどれ?会議時間で決まる選び方|フリー・プレミアム・ビジネスを3つの質問で1つに絞ります
- Notta解約の手順|契約経路別に自動更新を止める|Web版・アプリ版それぞれの止め方と、やめる前にやることを整理しました
- AI議事録ツール比較8選|料金・無料枠で選ぶ|Nottaを含む8サービスの料金と無料枠を公式サイトで全数照合しました
- 議事録AIの選び方|4つの入口から自分に合う1本へ|そもそもどのタイプが向いているかから考えたい方へ
- Zoom・Teams・Meetの文字起こしの使い方|専用ツールを入れる前に、会議ツールの標準機能で足りるかを確かめたい方へ
