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会議が終わって席に戻って、また録音の頭出し。
あの時間、しんどいですよね。
「これ、私の仕事なのか」と思ってしまう気持ち、よく分かります。
決まったことを関係者に配るのは、たしかに大事な仕事です。しかし、録音を巻き戻して打ち直す工程そのものに、皆さんの時間を使う価値があるかというと、そこは別の話だと思います。
私も、会議が続いた週はこの作業だけで夕方が溶けます。
そこで「これはAIに任せられないのか」を、主要8サービスの公式サイトを回って調べました。
分かってきたのは、機能表を横に並べてもほとんど差がつかない、ということでした。
分かれ目は機能ではなく、皆さんの会議がどこで行われているかです。
オンライン会議が中心ならNotta・tl;dv・Otter.ai・Rimo Voice。対面や電話が中心ならPLAUDです。
会社として入れるならOtolio・toruno・LINE WORKS AiNoteになります。
この振り分けが先で、料金の比較はそのあとです。
もうひとつ、比較サイトでよく見る「無料で月120分」という数字は、そのまま信じると足をすくわれます。
月の合計分数より効いてくる制限が2つあって、そこを外すと1回も録れずに終わります。
今回は、8つの中身と料金、無料枠の落とし穴、それに解約のしかたまでを順に見ます。
- オンライン会議が中心:Notta/LINE WORKS AiNote/tl;dv/Rimo Voice
- 英語の会議が多い:Otter.ai
- 対面の商談や電話が多い:PLAUD/toruno
- 会社・部署として入れる:Otolio/torunoの法人プラン/LINE WORKS AiNoteのチーム以上
- まずお金をかけずに試す:LINE WORKS AiNote(月300分・無料)
- 録画そのものを残す:tl;dv(無料は保存3か月まで)
- 日本語の録音が月に何時間もある:Rimo Voice
AI議事録ツールは文字起こしと要約の2段階でできています
会議の音声を自動で文字にして、AIが要点をまとめる。これがAI議事録ツールの中身です。
こんな会議をしている人なら、入れる価値があります
次のどれかに心当たりがあるなら、この先は皆さんの役に立つはずです。
- 会議のあと、録音を聞き返しながらメモを起こしている
- 議事録の作成に毎回30分以上かかっている
- 対面の商談や電話の内容を、あとから正確に振り返りたい
- 無料で試したいが、どこまで使えるのか分からず踏み出せない
- 会社で導入を検討していて、稟議に出す前に候補を絞りたい
逆に、会議が月1〜2回で議事録も短いなら、無理に契約しなくていいと思います。
いま使っている会議ツールの標準機能だけで話が終わることも、十分にあります。
中でやっているのは2段階だけ

1段階目は「文字起こし」で、話した言葉をそのままテキストにします。
2段階目が「AI要約」で、その長いテキストから決定事項やToDoを抜き出します。
ここまでは、どのサービスも同じです。
しかし、この2つが別々に課金されているせいで、料金表を開いても何が違うのか読み取れません。
文字起こしの時間は余っているのに、要約の回数だけ先に尽きる。これが普通に起こります。
なぜなら、無料プランは要約の回数をきつく絞っているからです。
比較するときは、この2つを分けて見ましょう。
差がつくのは、この5つ
各社の機能一覧を眺めても、項目が多すぎて差が分かりません。
実際に差がつくのは、次の5つです。
1. 文字起こし:土台になる機能
話した言葉をテキストにする、どのサービスにもある土台です。
ここで見るべきは精度そのものより、月に何分まで使えるか、1回あたり何分まで録れるかという上限のほうです。
精度は会議室の環境やマイクの位置にも左右されるので、カタログの数字だけでは決まりません。
2. 話者の識別:誰の発言かを分ける
「Aさんが言った」「Bさんが答えた」を自動で分ける機能です。
議事録として配るなら、これのあるなしで手直しの量がまるで違います。
声質が似た人が続けて話す場面や、複数人が同時に話す場面では、取り違えが起こります。決定事項に関わる発言だけは、あとで確認する前提で使うのが安全です。
3. AI要約:時短の本体
文字起こしから要点を抜き出す機能で、時短の効果はほとんどここから生まれます。
1時間の会議の文字起こしは1万字を超えることもあり、そのまま配っても誰も読みません。
そして、無料プランで最初に尽きるのもここです。
無料枠を比べるときは、文字起こしの分数より先に要約の回数を見てください。
4. ToDo・決定事項の抽出:議事録の芯
「誰が」「いつまでに」「何をするか」を会話から拾い出す機能です。
要約より一歩進んだ働きで、呼び方も精度もサービスごとにばらつきます。
ここには期待しすぎないほうがいいでしょう。
曖昧なまま終わった会議からは、AIも明確なToDoを作れません。
「拾い漏れ防止のメモ」くらいの距離感が、ちょうどいいと思います。
5. Web会議ツールとの連携:手間を消す部分
Zoom・Teams・Google Meetの会議に自動参加して録ってくれる機能です。
カレンダー連携までしておけば、会議のたびの操作が消えます。
効いてくるのは会議が多い人で、月に数回なら手動で録っても大差ありません。
- まず見る:AI要約の回数と、文字起こしの上限(1回あたり・月あたり)
- 次に見る:自分の会議がある場所に対応しているか(Web会議か、対面か)
- あとで見る:話者識別・ToDo抽出の精度。ここは自分の会議で試さないと分かりません
得るもの3つと、差し出すもの3つ
料金の前に、そもそも入れる価値があるのかを見ておきます。
各社の公式サイトと公開仕様を読んだ範囲では、得られるものが3つ、引き換えに受け入れるものが3つでした。
- 会議後の作業時間が減る:録音を頭から聞き返す工程がなくなり、要約の下書きが自動で出てきます。ゼロから書くのと、出てきた文章を直すのとでは、疲れ方が違います。
- あとから検索できる:会話がテキストで残るので、「あの話はいつ決まったか」を単語で探せます。音声ファイルのままでは、この探し方はできません。
- 共有しやすい:欠席者や関係部署に、リンクひとつで内容を渡せます。口頭で伝え直す手間と伝言の抜け漏れが減ります。
- 誤認識は起こる:専門用語・社名・同音異義語はよく間違えます。そのまま配ると事実誤認のもとになるので、人の目で通す工程は残ります。ただ、確認するのは固有名詞と数字くらい。ゼロから書き起こす手間とは比べものになりません。
- 会議の音声が社外のクラウドに出る:処理は各社のサーバー上で行われます。取引先名や未公開の数字が出る会議では、社内ルールの確認が先です。見るべき場所は3か所です。
- 無料枠だけでは足りないことが多い:1回あたりの録音時間やAI要約の回数に上限があり、毎週の定例を全部まかなうのは難しい設計です。とはいえ有料でも月1,000円台からあるので、議事録に毎週1時間かけているなら元は取れます。
買っているのは「時間・検索性・共有のしやすさ」。差し出しているのは「確認の手間・情報の預け先・無料枠の窮屈さ」です。
毎週1時間以上を議事録に使っているなら、月1,000円台で十分に元が取れる計算になります。
会議が月に数回なら、まずは無料枠で足りるかどうかを確かめましょう。
AI議事録ツール8つの比較表(2026年8月19日時点)
8サービスを、料金・無料枠・日本語対応・得意用途で並べました。
スマホでは表を横にスクロールできます。
| ツール | 有料の最安(月あたり) | 無料枠 | 日本語UI・サポート | 得意用途 |
|---|---|---|---|---|
| Notta | 1,185円 (プレミアム年間一括/総額14,220円・税込) | 120分/月 1回3分・要約10回/月 | ✅ あり 58言語対応 | 日本語のオンライン会議 |
| tl;dv | 3,080円 (プロ年払い/月払い4,980円) | 録画・文字起こし無制限 要約は回数上限あり・保存は最長3か月 | △ 一部あり 公式サイト・料金ページは日本語 | Web会議の録画保存 |
| PLAUD | 1,400円+端末代 (Pro年額一括/月払い3,000円) | 300分/月 (Starter) | ✅ あり 112言語対応 | 対面の商談・通話 |
| Otter.ai | 8.33ドル (Pro年払い/月払い16.99ドル) | 300分/月 取り込みは生涯3回まで | ❌ 英語のみ | 英語のオンライン会議 |
| Otolio | 個別見積もり (公式サイトに金額の記載なし) | 14日間トライアル (法人・団体向け) | ✅ 国内サービス | 会社単位の導入・管理 |
| Rimo Voice | 1,100円 (文字起こしプラン年払い・税込/月2,100分。月払いは1,650円) | 無料トライアルのみ 文字起こし60分ぶん | ✅ あり 国内サービス | 日本語の長時間の録音 |
| toruno | 1,650円 (個人向け・税込/月10時間) | 累計3時間 ※毎月リセットされません | ✅ あり リコー提供 | 対面とWeb会議の両方 |
| LINE WORKS AiNote | 1,440円 (ソロ・年契約/月600分) | 300分/月 要約・Web会議録音は不可 | ✅ あり 旧CLOVA Note | 無料枠で長く試したい人 |
※✅❌は各社公式サイトの記載をもとに筆者が整理したものです。
※PLAUDは専用端末とセットで使うのが基本です。
Plaud Note Proの本体価格は30,800円(公式ストア・2026年8月19日時点)。
※Otter.aiはドル建てです。
円での支払額は為替によって変わります。
※tl;dvの料金は2026年8月12日に円建て表示へ変更されているのを確認し、金額を更新しました。
表を眺めても決めきれないときは、前提をひとつ思い出してください。
ここで選ぶのは「今月ためす1つ」であって、一生付き合う相手ではありません。
日本語のオンライン会議が中心なら、まずはNottaかLINE WORKS AiNote。どちらもお金をかけずに始められます。
上記は2026年8月19日に各社公式サイトで確認した金額です。キャンペーンや価格改定で変わることがあるので、申し込み前に各社の公式料金ページで最新の条件をご確認ください。
タイプは3つ。どこで録音するかで決まります
皆さんの会議は、どこで行われていますか。
オンラインか、対面か、それとも会社ぐるみか。
8つのサービスは、成り立ちで3つに分けられます。
料金より先にここを決めてしまうと、あとの比較が一気に楽になります。

Web会議連携型:Notta・tl;dv・Otter.ai
Zoom・Teams・Google Meetといったオンライン会議に参加させて記録するタイプです。
テレワークが中心なら、まずここから選ぶことになります。
日本語の会議ならNotta、録画ごと残したいならtl;dv、英語の会議が多いならOtter.aiという住み分けです。
Rimo VoiceとLINE WORKS AiNoteも日本語に強く、この枠の候補に入ります。
専用端末型:PLAUD
カード型やクリップ型のICレコーダー端末で録るタイプです。
客先へ出向くことが多い人は、実質このタイプ一択になるでしょう。
一方、会議がすべてオンラインなら、端末代がまるごと無駄になります。
なお、専用端末なしで対面会議に対応するtorunoという選択肢もあります。
法人導入型:Otolio(旧スマート書記)
個人契約ではなく、会社として全社に入れる前提のタイプです。
Otolioのほか、torunoの法人プラン、LINE WORKS AiNoteのチーム以上のプランもここに入ります。
「自分ひとりが楽になればいい」のか、「部署として仕組みを変えたい」のか。
後者なら、検討するのはこのタイプです。
AI議事録ツール8つの中身と、向き不向き
ここからは1つずつ、公式サイトの記載にもとづいて中身を見ます。
それぞれに「向いている人・向いていない人」を添えたので、当てはまりそうな行だけ拾い読みしてください。
Notta:日本語の会議ならまず候補に入る
日本語での文字起こしを前面に出しているサービスです。
Zoom・Teams・Google Meet・Webexに対応し、手元の録音ファイルの取り込みもできます。
有料のプレミアムは年間一括払いで月1,185円(総額14,220円・税込)。
文字起こしは月1,800分、1回あたり5時間まで、AI要約は月100回です。
この回数なら、毎日の会議を要約しても余ります。
チーム向けのビジネスは月2,508円(総額30,096円・税込)で、文字起こしの時間が無制限になります。
日本語サイトと日本語サポートがあり、文字起こしは58言語に対応。
困ったときに日本語で問い合わせられるのは、ITが得意でない人ほど効いてきます。

- 向いている人:日本語のオンライン会議が中心で、月1,000円台の予算で1つに絞りたい人。日本語サポートを重視する人。
- 向いていない人:無料枠だけで長時間の会議を丸ごと録りたい人(1回3分の上限があります)。英語の会議が中心の人。
tl;dv:無料でも録画と文字起こしが無制限
Zoom・Google Meet・Microsoft Teamsに対応したサービスです。
公式サイトによると、無料プランでも録画と文字起こしは無制限(30以上の言語)。
この太っ腹さは、8サービスの中でも目立ちます。
しかし、AI要約の回数には上限があります(公式ブログでは無料プランは月10回と案内)。
有料のプロは年払いなら1人あたり月3,080円、月払いだと4,980円。
ビジネスは年払いで月4,980円、月払いで6,980円です(2026年8月23日時点の公式サイトの表示)。
有料の金額だけ見ると、8つの中では高いほうに入ります。
無料プランでいちばん見落としやすいのは保存期間です。
公式の料金表では、無料プランのデータ保持は最長3か月。
あわせて1回の録画は3時間まで、手元の音声ファイルの取り込みは5件まで、ウェブからの録画は週40回までという上限が並びます(2026年8月23日時点)。
録画そのものを残したい人は、無料のままだと3か月で消える前提で考えてください。
以前は英語だけのサービスでしたが、いまは公式サイトも料金ページも日本語で読めます。
ただ、日本語化されていない画面や資料も残るので、英語を一切見たくない人には引っかかるかもしれません。

- 向いている人:会議の録画そのものを資産として残したい人(無料のままでは保存が最長3か月なので、長く残すなら有料プランが前提です)。英語の画面が少し混じっても気にならない人。
- 向いていない人:日本語のサポート窓口が必要な人。要約を毎回の会議で使いたい人(無料は回数上限があります)。
PLAUD:Web会議に乗らない会話を記録できる
カード型やクリップ型のICレコーダー端末とセットで使うサービスです。
対面の打ち合わせや電話など、Web会議ツールの外にある会話を記録できるのが最大の持ち味です。
アプリ側の無料プラン(Starter)には、月300分の文字起こしが付きます。
Proは年額一括で月1,400円(月払いは3,000円)で月1,200分。
Unlimitedは年額一括で月3,333.33円(月払いは5,000円)で、1日最大24時間まで文字起こしできます。
ただし端末の購入が前提で、Plaud Note Proは30,800円(公式ストア・2026年8月11日時点)。
この初期費用の重さが、ほかのサービスとの決定的な違いです。
日本語サイトと日本語サポートがあり、112言語に対応しています。
端末を買う前に、アプリの無料プランで自分の声がどこまで拾えるかを試すのがおすすめです。

- 向いている人:客先訪問や電話での打ち合わせが多い人。初期費用を払ってでも、対面の会話を残したい人。
- 向いていない人:会議がすべてオンラインで完結する人。端末を持ち歩くのが負担な人。初期費用をかけずに始めたい人。
Otter.ai:英語の会議が多いなら選択肢に入る
英語圏で広く使われているサービスです。
無料のBasicは月300分の文字起こしが使えますが、注意点がひとつあります。
音声・動画ファイルの取り込みは生涯3回までで、月ごとにリセットされません。
手元の録音を試しに投げ込んでいると、あっという間に使い切ります。
Proは年払いで1人あたり月8.33ドル(月払いは16.99ドル)。
月1,200分の録音と、1会議90分までに対応します。
Businessは年払いで月19.99ドルです。
公式サイトは英語で、多言語への対応が示されています。
英語の画面が平気かどうかで、評価がまるごと変わるサービスです。

- 向いている人:英語の会議が多い人。海外拠点や海外の取引先とのやりとりが日常にある人。
- 向いていない人:日本語の会議が中心の人。過去の録音ファイルをたくさん取り込みたい人(無料は生涯3回まで)。
Otolio(旧スマート書記):会社として導入するなら
エピックベース株式会社が提供する国内サービスです。
2025年12月1日に「スマート書記」から「Otolio」へ改名しました。
いまは会議業務を自動化するAIエージェント、という位置づけです。
公式サイトに料金の記載がなく、個別の問い合わせが必要です。
14日間の無料トライアルで精度を確かめてから、見積もりを取って検討する流れになります。
個人で気軽に契約するタイプではないので、部署や全社でルールごと整えたいときの選択肢です。

- 向いている人:会社・部署として導入を検討している人。国内事業者のサポートと管理機能を重視する人。
- 向いていない人:今すぐ個人で使い始めたい人。契約前に自分で金額を調べて決めたい人(問い合わせないと料金が分かりません)。
Rimo Voice:日本語の長時間録音をまとめて処理できる
Rimo合同会社が提供する国内サービスで、日本語の文字起こしに軸足を置いています。
特徴は時間あたりの単価です。
「文字起こしプラン」は年払いなら月1,100円(総額13,200円・税込)、月払いなら月1,650円(税込)。
どちらも月2,100分まで使えます。
月35時間ぶんが月1,100円ですから、録音の量が多い人ほど有利になります。
AI要約まで使うなら「プロプラン」が年払いで月3,300円、月払いで月4,950円(いずれも税込)。
こちらは文字起こしが無制限です。
チームで使う「チームプラン」は年払いで月4,950円、月払いで月6,600円(税込)。
11アカウント以上の法人利用は、見積もりになります。
要約まで欲しいかどうかで、選ぶプランが変わります。
気をつけたいのは無料の扱いで、継続して使える無料プランはありません。
文字起こし60分ぶんと、プロプランの1週間体験という位置づけです。
なお、料金ページは月払いと年払いを切り替えて見られます。年払いを選ぶと、月あたりの金額は下がります。

- 向いている人:日本語の録音が月に何時間もある人。要約より逐語の記録を重視する人。国内事業者を選びたい人。
- 向いていない人:無料のまま使い続けたい人(継続利用できる無料プランがありません)。要約中心で使いたいが月3,300円(年払い)は出せない人。
toruno:対面とWeb会議の両方を1つでまかなえる
リコーが提供するサービスです。
対面会議とWeb会議のどちらにも対応し、音声・動画ファイルの取り込みもできます。
日本語の認識にはAmiVoiceが使われています。
Web会議はMicrosoft Teams・Zoom・Google Meet・WebExで確認されています。
会議の場所を選ばず1つで通したい人には、この守備範囲の広さが魅力でしょう。
個人向けは月1,650円(税込)で月10時間、超過分は1分あたり2.2円。
ただし、個人向けプランにはAI要約が含まれません。
要約まで欲しい場合は法人向けの「toruno ビジネス AI要約」で月30時間27,000円(税抜)から。
要約なしの法人プランなら、月30時間9,000円(税抜)からです。
個人で使うなら、要約なしでも困らないかを先に考えたいところです。
無料枠の考え方も独特です。
3時間ぶん使えますが、これは毎月リセットされる枠ではなくアカウントごとの累計で、使い切ったら無料では戻りません。
法人向けには、3週間の無料トライアルがあります。

- 向いている人:対面会議とWeb会議が半々くらいの人。国内メーカーのサービスであることを社内説明の材料にしたい人。
- 向いていない人:個人契約でAI要約まで使いたい人(個人向けプランには含まれません)。無料枠で長く試したい人(累計3時間で打ち止めです)。
LINE WORKS AiNote:無料枠で長く試せる
LINE WORKS Corp.が提供するサービスで、無料で使えた「CLOVA Note」の後継です。
旧サービスを使っていた人なら、移行先として名前を聞いたことがあるかもしれません。
目玉は無料プランです。
月300分の文字起こしが無料で使えて、話者の分離にも対応します。
ただしAI要約とWeb会議への自動参加・録音は無料では使えず、データの保管期間は1年です。
個人向けの有料プラン「ソロ」は年契約で月1,440円、月契約なら月1,600円。
文字起こしは月600分、AI要約は月12回までです。
要約が月12回では、毎日の会議をすべて要約するには足りません。
法人向けは「チーム」が年契約で月19,800円(月100時間)。
「ビジネス」は月54,000円(月300時間)、「エンタープライズ」は月162,000円(月1,000時間)です。
法人プランには、30日間の無料トライアルがあります。
個人で使うぶんには、無料プランのまま様子を見るのが賢い入り方です。

→ LINE WORKS AiNote公式サイトで料金を確認する
- 向いている人:まずお金をかけずに月数時間ぶん試したい人。旧CLOVA Noteからの移行先を探している人。話者を分けた記録が欲しい人。
- 向いていない人:Web会議に自動参加させたい人(有料プランの機能です)。要約を毎回の会議で使いたい人(ソロは月12回までです)。
AI GIJIROKUは2025年10月に終わりました
比較記事を読み比べていると、いまだに「AI GIJIROKU」を候補に挙げているページを見かけます。
これは古い情報です。
AI GIJIROKUは2025年10月31日にすべてのサービスを終了しました。
提供元だった株式会社オルツが公式サイトで告知しており、新規の申し込みはできません。
AI GIJIROKUが使っていた独自ドメインは、2026年8月11日時点で第三者のサイトに変わっています。検索結果やブックマークから旧アドレスを開かないよう、気をつけてください。
移行先としては、Rimo VoiceがAI GIJIROKU利用者の受け入れを表明しています。
国内サービス同士で用途も近く、乗り換え先としては検討しやすい相手でしょう。
もっとも、移行先は用途で選び直すのが本筋です。
この件から拾える教訓は、議事録は「サービスがなくなっても手元に残る形」で保管しておくということです。
書き出し機能があるうちに、大事な記録はテキストやドキュメントとして自社の保管場所へ移しておきましょう。
無料で済ませたい人が、先に見ておくところ
比較記事では「無料で月120分」「無料で月300分」と横並びに書かれがちです。
しかし、実際に使えるかどうかは合計分数では決まりません。
無料枠だけを取り出して並べ直すと、差がはっきり見えます。
| ツール | 文字起こしの合計 | 1回あたりの上限 | AI要約の回数 | その他の制限 |
|---|---|---|---|---|
| Notta | 120分/月 | 3分 | 10回/月 | — |
| tl;dv | 無制限 | 3時間 | 回数上限あり 公式ブログでは月10回 | 保存は最長3か月 取り込みは5件まで |
| PLAUD | 300分/月 | 記載なし | 記載なし | 端末の購入が前提 |
| Otter.ai | 300分/月 | 30分 | 記載なし | 取り込みは生涯3回まで |
| Otolio | 14日間トライアル | — | — | 法人・団体向け |
| Rimo Voice | トライアル60分 | 記載なし | プロの1週間体験に含む | 継続できる無料プランなし |
| toruno | 累計3時間 | 記載なし | 個人向けは要約なし | 使い切ると無料には戻らない |
| LINE WORKS AiNote | 300分/月 | 記載なし | フリーは利用不可 | Web会議録音は有料のみ/保管1年 |
※torunoの3時間はアカウントごとの累計で、毎月リセットされません。
NottaやLINE WORKS AiNoteは毎月リセットされる枠です。
同じ「無料◯分」でも性格がまったく違うので、ここは読み違えないでください。
見るべき制限①:1回あたりの上限
たとえばNottaのフリープランは月120分ですが、1回につき3分までという制限があります。
つまり、60分の会議を丸ごと録る使い方はできません。
「月120分なら会議2回ぶんはいける」と考えていると、実際には1回も録れずに終わります。
無料枠は「精度を試すためのもの」と受け取るほうが、実態に近いでしょう。
見るべき制限②:AI要約の回数
文字起こしができても、要約の回数が尽きれば議事録づくりは楽になりません。
会議1回の文字起こしは何千文字にもなるので、要約が使えないと結局は自分で読むことになります。
Nottaのフリーは月10回、tl;dvの無料プランも要約には回数の上限があります。
週2回の定例だけで月8回。それ以外の打ち合わせを足せば、すぐ届く数字です。
- 1回あたりの上限
- AI要約の回数
逆に言えば、この2点さえ確認すれば「思っていたのと違う」はだいたい避けられます。申し込みページを開く前に、ここだけ見ておきましょう。
いま使っている会議ツールの標準機能で足りることもあります
ここまで8つ並べておいて何ですが、正直なところ「Web会議ツールの標準機能で足りる人もいます」。
Zoom・Teams・Google Meetには文字起こし機能が標準で付いていて、条件が合えば追加契約なしで済みます。
使えるかどうかは、契約プラン次第です。
2026年8月11日時点の各社公式ドキュメントで確認した内容がこちらです。
| 項目 | Zoom | Microsoft Teams | Google Meet |
|---|---|---|---|
| 文字起こしに必要なプラン | Pro・Business・Enterprise | Essentials/Microsoft 365 Business Basic以上に記載あり | Business Standard以上ほか |
| 無料プランでの保存 | 不可(2026年5月に字幕の保存が廃止) | 公式に記載なし | 不可(無料アカウントは非対応) |
| AI要約 | 対象の有料プランに追加費用なしで付属 | Teams Premium または Copilot が別途必要 | 上位エディション+AIプランが必要 |
| 対応言語数 | 自動字幕53/録画の文字起こし19 | 58 | 8のみ |
| 話者の識別 | ✅(手動修正可) | ✅ | ✅(出席者リスト付き) |
| 書き出し形式 | TXT/VTT | docx/VTT | Googleドキュメント |
※2026年8月11日に各社公式ヘルプ・公式ドキュメントで確認。プラン名や必要ライセンスは変更されることがあります。
Zoomは2026年5月に字幕の保存ができなくなりました
知らないと損をする変更です。
Zoomは2026年5月のアップデートで「字幕」と「文字起こし」を別の機能に分けました。
公式FAQによれば、この変更のあと字幕は保存もダウンロードもできません。
「無料プランで字幕を出して、コピーして議事録にする」という抜け道は塞がれました。
保存するには、有料プランで文字起こしを有効にする必要があります。
あわせてZoomは、「AI Companion」と呼んでいた機能群の名称を、機能名ベースの呼び方に変えています。
機能そのものは対象の有料プランに引き続き含まれ、追加費用はかかりません。
TeamsはAI要約だけ別料金になります
Teamsは、文字起こし自体には比較的手が届きやすいほうです。
一方で、要約にあたる「インテリジェント要約」にはTeams PremiumまたはMicrosoft 365 Copilotのライセンスが別途必要になります。
部署の全員ぶんとなると、ここが予算の壁です。
文字起こしはTeamsで済ませて、要約だけ別の手段でやる。そんな組み合わせも検討の余地があります。
Google Meetは対応言語が8つに限られます
Google Meetの文字起こしと「メモを取る」機能が対応するのは8言語です。
英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・日本語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語。
日本語は入っているので、国内の会議なら問題ありません。
ただし「メモを取る」は1会議につき1言語のみで、日本語と英語が混ざる会議には向きません。
文字起こしの開始もパソコンとAndroidからのみで、iPhoneからは始められません。
英語まじりの会議が多い人は、ここで専用ツールに寄せたほうが早いと思います。
- 標準機能で足りる人:会議が1つのツールに集中していて、そのツールの有料プランをすでに契約している人。日本語の逐語記録と話者名があれば十分な人。
- 専用ツールが要る人:対面会議や電話も記録したい人。複数のWeb会議ツールを横断して1か所に議事録を溜めたい人。無料のまま使いたい人。TeamsでAI要約の予算が取れない組織。管理者がポリシーで機能をOFFにしていて自分では変えられない人。
まずは自分の会議ツールの管理画面を開いて、文字起こしの設定があるか確かめてみてください。
あるなら、それを試してから専用ツールを検討しても遅くありません。
契約する前に見ておく、セキュリティと解約のしかた
会社の会議で使う以上、情報の取り扱いは避けて通れません。
「そのツール、情報のほうは大丈夫なの」と聞かれると、途端に手が止まります。
不安を煽りたいのではなく、社内できちんと説明できる状態にしておこう、という話です。
前提はひとつです。
会議の音声は、いったん社外のサーバーに送られて処理されます。
クラウド型のサービスである以上、仕組み上そうなります。
契約前に確認するのは3か所です
各社とも公式サイトに、セキュリティやプライバシーのページを用意しています。
全部読む必要はありません。見るのは次の3つです。
- データの保管場所:音声とテキストがどの国のサーバーに置かれるか。国内保管を条件にしている会社もあります。
- AIの学習に使われるか:入力した内容をモデルの学習に使わない旨が明記されているか。ここは各社で扱いが分かれます。
- 削除の方法と期限:解約したあと、録音とテキストがいつ消えるか。残る場合は、いつまで残るか。
個人アカウントで会社の会議を録るのは避けましょう
実務でいちばん揉めやすいのが、ここです。
自分のクレジットカードで契約したアカウントに、会社の会議記録が溜まっていく。
異動や退職のときに誰がどう扱うのか、たいてい決まっていません。
会社の側から見ても、退職者の個人アカウントに社内情報が残っているのは望ましくないはずです。
試用の段階なら、個人契約でかまいません。
しかし、続けて使うと決めた時点で、法人契約への切り替えを相談するのが筋の通ったやり方です。
録音することは先に伝える
相手に黙って録音するのは、法律うんぬんの前に関係の問題です。PLAUDの公式サイトでも、録音前に参加者へ伝えて同意を得るよう案内されています。
Web会議ツールの録画なら、参加者に通知が出る設計が多いです。
一方、AI議事録ツールが「参加者」として入る場合の表示は、サービスによって変わります。
取引先との商談なら、冒頭に「議事録を正確に残したいので録音させてください」と一言添えておきましょう。
これで断られることは、実務上そう多くありません。
あとから発覚するほうが、はるかに大きな問題になります。
社内で確認する相手を先に決めておく
情報システムの担当部署がある会社なら、契約前に一度相談しておくと後戻りがありません。
「このサービスを、この範囲の会議で使いたい」と具体的に伝えるのがコツです。
すでに全社で使えるツールが決まっている場合もあり、先に聞いておけば個人契約が無駄になりません。
解約とプラン変更は、始める前に確かめておきましょう
比較記事があまり触れない話ですが、始め方より大事なのが「やめ方」です。
始め方は山ほど出てくるのに、やめ方は探しても出てきません。
ここを知らずに契約すると、想定外の請求や、データが読めなくなる事態につながります。
各社の公式ヘルプと利用規約で確認した内容を、5つの観点で並べました(2026年8月11日時点)。
| ツール | 解約後いつまで使えるか | データの扱い | 返金 | ダウングレード |
|---|---|---|---|---|
| Notta | 有効期限まで利用可。その後フリープランへ自動移行 | 残るが冒頭3分しか表示されなくなる | 日割り返金なし | 即時不可(解約→期限切れ→再契約) |
| tl;dv | 公式に記載なし | アカウント削除で全データ削除 | 不可(利用規約) | 公式に記載なし |
| PLAUD | 期間満了まで有効 | 録音データは消えずStarterに戻る | サポート審査により余地あり | 期間満了時から反映 |
| Otter.ai | 満了後Basicへ | 残るが無料では直近25件しか表示されない | 不可 | 一時停止(Pause Plan)機能あり |
| Otolio | 満了1か月前までに連絡しないと1年自動更新 | 規約上、アカウント・音声・テキストが削除され得る | 不可。中途解約は残期間分の解約金 | 上位への変更のみ期間中可。下位は次回更新時 |
| Rimo Voice | 契約期間の終了日に有効(即時停止ではない) | 公式に記載なし | 公式に記載なし | 公式に記載なし |
| toruno | 無料プランへ変更後、翌月に退会という2段階 | 公式に記載なし | 公式に記載なし | 無料プランへの変更が実質のダウングレード |
| LINE WORKS AiNote | 公式に記載なし | フリープランのデータ保管は1年 | 公式に記載なし | 公式に記載なし |
Nottaは解約するとテキストが冒頭3分しか読めなくなります

解約まわりでいちばん怖いのが、この落とし穴です。
Nottaを解約すると自動的にフリープランへ移りますが、フリープランには「1回3分」の制限があります。
その結果、有料期間中に作った長い文字起こしも、冒頭3分ぶんしか表示されなくなります。
データが消えるのではないのに、実質は読めなくなる。
解約を決めたら、必要な議事録は先に書き出しておきましょう。
解約はWeb版の契約管理から行います。日割りの返金はありません。
プランを下げたい場合も途中変更はできず、いったん解約して期限切れを待ってから契約し直す形になります。
Otter.aiはWebとアプリで二重契約になる事故があります
Otter.aiの公式ヘルプは、アプリ内課金のまま先にWeb側で契約すると二重に請求される、とはっきり警告しています。
この場合、返金も日割り計算もありません。
スマホアプリで契約した人が、パソコンからプランを変えようとすると起こりやすい事故です。
契約経路をひとつに揃えてから操作してください。
解約はAccount SettingsのBillingから、次回請求の24時間前までに。
解約後は無料のBasicに戻りますが、無料では直近25件しか表示されません。
しばらく使わないだけなら、解約ではなく一時停止(Pause Plan)という手もあります。
法人向けサービスは「自動更新」の期限が命綱です
Otolioのような法人向けサービスは、個人向けのサブスクと契約の構造が違います。
管理画面に解約ボタンはなく、契約満了の1か月前までに更新しない旨を連絡しないと、1年ぶん自動更新されます。
中途解約は残期間ぶんの解約金を払えば可能ですが、返金はありません。
プラン変更も、上位へは期間中に対応する一方、下位への変更は次回更新時のみです。
さらに規約上、解約後はアカウントと音声・テキストのデータが削除され得ます。
公式に書き出し機能があるので、解約を決めたら期限を待たずに必要なデータを書き出しておくのが安全です。
- 必要な議事録を書き出す:データが消えなくても、無料プランでは表示が制限されて読めなくなる場合があります。
- 契約した経路を確認する:App StoreやGoogle Playで契約した場合は、そのストア側で解約手続きが必要です。アプリを消しただけでは解約になりません。
- 次回請求日を確認する:更新の直前に手続きすると間に合わないことがあります。Otter.aiは24時間前まで、Nottaも余裕をもった手続きが案内されています。
外貨建ての請求は円での金額が変わります
Otter.aiはドル建てです。
円での請求額は為替で変わりますし、カード会社の事務手数料が乗ることもあります。
返金がない前提で考えると、年払いは「1年使い続ける」という判断とセットです。
まず月払いで1〜2か月試してから年払いに切り替える順番のほうが、失敗しにくいでしょう。
予算と場面から決める、最初の1つ
ここまでの内容を、予算の3段階でまとめます。
上から順に読んで、自分が止まったところが皆さんの答えです。
日本語ならLINE WORKS AiNoteのフリープランが第一候補です。
月300分の文字起こしと話者の分離が使えます(AI要約は不可)。
録画ごと残したいならtl;dvの無料プラン(保存は最長3か月)、精度だけ確かめたいならNottaのフリー(1回3分まで)という選び分けです。
日本語のオンライン会議が中心ならNottaのプレミアム(年間一括で月1,185円)。録音量が多いならRimo Voiceの文字起こしプラン(年払いで月1,100円・2,100分)。
対面もあるならtoruno(月1,650円で10時間)、英語中心ならOtter.aiのPro(年払いで月8.33ドル)。同じ価格帯に、これだけ並びます。
この段階まで来ると、要約の回数不足はほぼ解消します。
対面の商談を残すならPLAUD(端末30,800円+月1,400円〜)。
部署や全社で仕組みを変えるなら、Otolio・torunoの法人プラン・LINE WORKS AiNoteのチーム以上から相談する流れです。
ここまで来ると、費用より社内ルールの整備のほうが論点になります。
判断がつかないときは、STEP1から始めましょう。
支払いの前に「自分の会議で使えるか」だけ確かめておけば、あとの選択はぐっと楽になります。
用途別の使い方と、気をつけどころ
同じツールでも、どの場面で使うかで注意点が変わります。
よくある4つの場面で見ておきます。
社内会議:決定事項だけを残す
いちばん出番の多い場面ですが、陥りやすい失敗があります。
文字起こしの全文を、そのまま共有してしまうことです。
1時間の会議の全文は、誰も読みません。
要約と決定事項だけを配って、全文は「あとで確認したい人向けのリンク」として添えましょう。
定例会議なら、要約の形式を毎回そろえておくと後から探しやすくなります。「決定事項」「持ち帰り」「次回までの宿題」の3項目に固定する、といった決めごとが効きます。
商談:録音の同意を先に取る
相手のいる場面なので、冒頭の一言がすべてです。
「議事録を正確に残したいので録音させてください」と伝えてから始めます。
対面の商談が多いなら、Web会議ツールに乗らない会話を録れる専用端末型が候補になります。
スマホを黙って机に置くより、相手に見える形で端末を置いたほうが、かえって説明しやすいこともあります。
商談の記録は、社名や商品名の誤変換が起きやすい領域でもあります。
要約を社内で共有する前に、名前まわりだけは目視で確認する習慣をつけてください。
インタビュー:話者の識別が効く

取材や1on1のように発言者を分けて残したい場面では、話者識別がいちばん役に立ちます。
コツは、開始前に一人ずつ短く話してもらうこと。
それぞれの声が単独で入っている区間があると、あとから誰の声かを判断しやすくなります。
インタビューは、1回あたりの時間が長くなりがちです。
無料プランの「1回3分まで」といった上限に、真っ先にぶつかる用途でもあります。
この使い方が中心なら、有料プランを前提に考えましょう。
講義・セミナー:あとで検索できる形にする
研修や勉強会の記録では、要約よりもあとから単語で検索できることに価値があります。
「あの用語の説明はどこだったか」を探すのに、音声ファイルでは太刀打ちできません。テキストなら数秒です。
ただし、社外セミナーの録音は主催者の規約で禁止されていることがあります。
参加案内に録音の可否が示されていることも多いので、事前に確かめておくと安心です。
- マイクから遠い席の発言は落ちやすい。会議室では端末を中央寄りに置く
- 固有名詞(社名・商品名・人名)は誤変換の常連。共有前にそこだけ確認する
- 要約は「そのまま配る文書」ではなく「下書き」として扱う
AI議事録ツールでよくある質問
- 無料のまま議事録づくりを済ませられますか。
-
会議が月に数回までなら、可能性はあります。ただしNottaのフリーは1回3分まで、tl;dvの無料は要約の回数に上限があるなど、どこかに制限がかかります。毎週の定例がある働き方なら、有料プランを前提に考えるほうが早いでしょう。
- 対面の会議も録れますか。
-
専用端末を使うPLAUDが、この用途に向いています。Nottaも手元の録音ファイルを取り込めるので、スマホで録った音声をあとから処理する形なら対応できます。
- 日本語の精度はどれが高いですか。
-
本記事は公式サイトの公開情報を整理したもので、精度の実測比較はしていません。日本語サイトと日本語サポートを用意しているのはNotta・PLAUD・Otolioの3つです。精度は録音環境にも左右されるので、無料枠やトライアルで自分の環境を試すのがいちばん早いです。
- 年払いと月払いはどちらが得ですか。
-
金額だけなら年払いです。tl;dvのプロは月払い4,980円に対して年払いなら月3,080円相当、PLAUDのProは月払い3,000円に対して年額一括なら月1,400円相当。ただし途中でやめにくくなるので、まず月払いで試してから切り替える手もあります。
- Otolioの料金はどこで確認できますか。
-
2026年8月19日時点で、公式サイトに金額の記載はありません。14日間の無料トライアル(法人・団体向け)を申し込むか、問い合わせて見積もりを取る形になります。
- AI議事録ツールを使っていることは、相手に分かりますか。
-
場合によります。Web会議に「参加者」として入るタイプは、参加者一覧にツール名が出るので気づかれます。手元の端末で録音するタイプは表示の出方が設定によって変わるので、録音前に一言伝えておくのがいちばんです。
- 無料から有料へ切り替える目安はありますか。
-
「無料枠の上限に月2回以上ぶつかったとき」が、ひとつの目安です。上限のたびに翌日まで待つ、要約をあきらめて自分で読む。こうした回避行動が出ている時点で、時短という当初の目的は薄れています。
- 会社のPCにソフトをインストールできない場合でも使えますか。
-
選択肢は残ります。ブラウザだけで完結するタイプなら、アプリの導入なしで使える場合があります。それも難しい環境なら、PCに依存しない専用端末型が候補です。
まとめ:AI議事録ツールは目的から選べば迷いません
- 日本語のオンライン会議が中心なら Notta
- 録画ごと残したいなら tl;dv(無料プランの保存は3か月まで。長く残すなら有料が前提)
- 対面や電話の記録が多いなら PLAUD
- 英語の会議が多いなら Otter.ai
- 会社として導入するなら Otolio(旧スマート書記)
- 日本語の録音が月に何時間もあるなら Rimo Voice
- 対面とWeb会議の両方をまかなうなら toruno
- まず無料で長く試すなら LINE WORKS AiNote
無料で試すときに確認するのは「1回あたりの上限」と「AI要約の回数」の2点。ここを見落とすと、無料枠だけでは何も判断できないまま時間が過ぎます。
それでも決めきれないなら、最初の1本に選ぶのはNottaだと思います。日本語のサイトとサポートがあって、年間一括なら月1,185円です。
オンライン会議が中心という、多くの人の状況にいちばん素直に合うからです。
ただし対面の商談が多いならPLAUD、まず無料で長く試したいならLINE WORKS AiNote。状況がはっきりしている人は、そちらのほうが遠回りしません。
個人で使う範囲なら、合わないと分かった時点で乗り換えられます。時間をかけて選び抜く場面ではありません。
議事録づくりは、正直なところ、皆さんの評価にはほとんど跳ね返ってこない仕事です。
それでも誰かがやらないと次の会議が前に進まないから、皆さんが引き受けてきたのだと思います。
その工程を機械に渡したところで、皆さんの仕事の価値は1ミリも下がりません。
今週いちばん長い会議を思い浮かべて、それを任せられそうな1つから登録してみましょう!
以上、ともかつでした。
AIツールを仕事に取り入れるという意味では、会議の議事録だけでなく資料の要約も同じ発想で効率化できます。
無料で始められるものから試したい人は、次の記事もどうぞ。
- Gemini Notebookとは?改名の変更点まとめ
NotebookLMからの改名で何が変わったかを早見表で整理 - Gemini Notebookの使い方|音声概要の作り方
資料を音声解説に変える手順と、無料枠を無駄にしないコツ
- 情報の確認日:2026年8月19日。料金・無料枠は各社の公式サイトで確認しています。
- 執筆の前提:本記事は公開情報の調査にもとづく比較です。8サービスを契約したうえでの精度検証は行っていません。公式サイトに記載が見つからなかった項目は、表の中で「公式に記載なし」「記載なし」と明示しています。
- 広告について:本サイトにはアフィリエイト広告を含む場合があります。掲載順や評価を報酬の有無で変えることはありません。
- 修正方針:料金改定やプラン変更を確認した時点で本文と表を更新し、確認日を書き換えます。誤りに気づいた場合は速やかに訂正します。
料金の確認先(各社公式サイト)
- Notta 料金プラン
- tl;dv Pricing
- PLAUD AIメンバーシップ 料金
- Otter.ai Pricing
- Otolio(旧スマート書記)公式サイト
- Rimo Voice 料金プラン
- toruno 料金プラン
- LINE WORKS AiNote 料金プラン
- 「AI GIJIROKU」および「altBrain」サービス提供終了のお知らせ(株式会社オルツ)
※オルツ公式サイトのリニューアルで元のページが閲覧できなくなったため、Internet Archiveの保存版にリンクしています(2026年8月11日確認)。
