ConoHa SSLサーバ証明書 自動更新失敗の直し方

SSLサーバ証明書の自動更新が失敗し、警告つきの通知メールが届いた状態を表したイラスト

※本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれます。

ConoHaから届いたあのメールは、自動更新が一度失敗した合図です。

件名は「[ConoHa] SSLサーバ証明書更新のご案内(〇日前)」。サイトはいつもどおり開きますし、鍵マークも付いたままです。

ConoHaの無料独自SSLは、有効期間が90日です。

更新は年に4回、裏側で自動的に回ります。うまく通った回には、メールが1通も届きません。

公式サポートにも「更新処理完了後にメール等での通知は行っておりません」と書いてあります。

成功すれば無言、失敗したときだけ連絡が来る。そういう作りなのです。

「コントロールパネルでSSLをOFFにして、もう一度ONにする」。この操作にすぐ手が伸びますよね。

ただ、その前に見ておく場所が2つあります。

公式が先に挙げているのは、ネームサーバーの向き先と、自分で足したアクセス制限やリダイレクト。OFF→ONは、そのあとです。

条件が残ったままなら、OFF→ONそのものが同じ認証で止まります。確認のあいだだけ設定を外して通した場合も、外したものを元に戻せば、次の更新でまた同じところでつまずきます。

今回は、公式が挙げる2つの条件を先に確かめて、最後にOFF→ONへ進む順番で見ていきます。

更新失敗のメールが届いたら、やることは3つ
  • ネームサーバーとAレコードが、ConoHaを向いているかを見る
  • アクセス制限とリダイレクトを、確認のあいだだけ外す
  • そのうえで、SSLの設定をOFF→ONする
目次

「SSLサーバ証明書更新のご案内」のメールは何を知らせている?

ConoHaの無料独自SSLは、利用者側の手続きが要りません。

公式サポートの表現は「お客様によるお手続きや作業等は必要ありません。無料独自SSLは有効期間(90日)満了前に自動で更新を行います」です。

90日は、およそ3か月。年に4回、裏側で更新の処理が回っている計算です。

ふだん意識しないのは、うまくいっている間は何の連絡も来ないからです。

だから逆に、メールが届いたときは意味が1つに絞られます。更新が行えなかった、というお知らせです。

件名は「[ConoHa] SSLサーバ証明書更新のご案内(〇日前)」という形式になります。

無料独自SSLは約90日ごとに自動更新され、成功時は通知が届かず、失敗したときだけ更新のご案内メールが届くことを示した図

迷惑メールに紛れて気づかない、ということも起こり得ます。心当たりがあれば、受信トレイを「SSLサーバ証明書」で検索してみてください。

メールが届いた時点で分かること
  • 自動更新が最後まで通らなかった(成功時は通知が来ないため)
  • 新規設定のあとに、ドメイン側の設定が変わった可能性がある
  • 期限までにはまだ日数が残っている(件名に日数の表記が入る形式のため)

件名の末尾に入る(〇日前)は、文字どおり期限の〇日前に届いたことを示すと読めます。

ただ、その数字が何を起点にしているかまでは、公式ページに説明がありません。

正確な期限は、届いたメールの本文に書かれた日付で確認してください。この記事の逆算も、その日付を起点にしています。

もう1つ、混同しやすいものがあります。

サーバー契約の自動更新と、SSL証明書の自動更新はまったく別の話です。

前者はWINGパックの契約期間の話で、こちらは証明書の有効期間の話。片方を止めても、もう片方には影響しません。

契約側の期限が気になった方は、ConoHa WINGの自動更新が停止できない理由と期限のほうが答えになります。

放っておくと、サイトはどうなる?

SSL証明書の有効期限が切れると、ブラウザは安全な接続かどうかを確認できなくなり、警告の画面を出します。

これはConoHaに限った動きではなく、SSL証明書に共通の挙動です。

訪問した人は、記事にたどり着く前にその画面を見ることになります。

痛いのは「気づかない期間」です。自分は普段ログイン済みの画面ばかり見ていて、読者だけが警告を見ている、という時間が続きます。

切れる前に直すほうが、手数は少なくて済みます。

メールが届いた日は、いちばん選択肢が多い日です。

混同しやすい「期限」に注意

ConoHa WINGには、期限のつくものがいくつかあります。

  • SSL証明書の有効期限
  • サーバー契約(WINGパック)の契約満了日
  • 独自ドメインの有効期限

今回のメールが指しているのは、1つ目です。

サーバー契約のほうが切れてしまった場合の扱いは、ConoHa WING契約満了後の復旧|猶予は15日間にまとめています。

OFF→ONの前に、1回で直るのか何度も失敗するのかを見分ける

皆さんのケースが「1回のOFF→ONで直るもの」なのか、「先に別の設定を直さないと何度でも失敗するもの」なのか。

ここを見分けるのが、いちばんお伝えしたいところです。

ConoHa公式が挙げている「自動更新が失敗する2つの条件」は、次のとおりです。

  1. 設定ドメインのネームサーバーもしくはAレコード(wwwあり・なし)がConoHaを参照していない場合
  2. 設定ドメインに対して、アクセス制限やリダイレクト設定を.htaccessなどで設定されている場合

そして公式は、この2つを確認したうえで「上記設定が問題ない場合」に、OFF→ONの手続きを試すよう案内しています。

OFF→ONは1番目の手段ではなく、最後の一手として置かれているわけです。

なぜこの順番なのか。理由は同じページの別の一文にあります。

公式サポートいわく、無料独自SSLの更新は新規設定時と同様の認証作業を行います。

例として、新規設定のときにネームサーバーをConoHaのものに設定して認証した場合、更新時も新規設定時に使ったネームサーバーに対して認証を行う、と説明しています。

更新のたびに、設定したときと同じ認証が走るのです。

だから認証を邪魔する設定が残っていれば、90日後にもう一度同じところでつまずきます。

OFF→ONは、その場で証明書を出し直す操作です。原因そのものを消す操作ではありません。

条件①②が残ったままなら、OFF→ONも同じ認証のところで止まります。確認のためにいったん外した制限を元に戻した場合も、90日後に同じ場所でつまずきます。

更新失敗のメールが届いたとき、ネームサーバーとAレコード、アクセス制限やリダイレクトの順に確認し、最後にOFFからONへ進む切り分けのフローチャート。原因を直したあとにOFFからONへ進む戻りの流れも示す

では、皆さんはどちらのケースなのか。次の表で当たりを付けてください。

スクロールできます
心当たり該当しそうなら進む先
最近ドメインのネームサーバーを変えた/他社で取ったドメインを使っている原因①の可能性ネームサーバーとAレコードの確認へ
サイトにBasic認証や公開前の制限をかけている/かけた記憶がある原因②の可能性アクセス制限の一時解除へ
.htaccessに自分でリダイレクトを書き足した原因②の可能性アクセス制限の一時解除へ
他社サーバーから引っ越した直後だ原因①②の両方両方を順に確認
どれも心当たりがない・設定を何も触っていない1回で直る可能性原因①②を一通り見てからOFF→ONへ

心当たりがなくても、確認そのものはすぐ終わります。

なぜなら、自分で触った覚えがなくても、プラグインやドメイン側の管理画面で状態が変わっていることがあるからです。

原因①:ネームサーバーとAレコードの参照先を確かめる

1つ目の条件から見ていきます。

公式が挙げているのは「設定ドメインのネームサーバーもしくはAレコード(wwwあり・なし)がConoHaを参照していない場合」です。

あわせて、ドメインを他社で管理している場合は、その管理元で設定を確認するよう添えられています。

難しく聞こえますが、やることは「このドメインの案内係が誰になっているか」を見るだけです。

案内係がConoHa以外に変わっていると、更新のときの認証がConoHa側に届かず、そこで止まります。

ConoHaのコントロールパネルでの確認手順は次のとおりです。

STEP
ドメインの一覧を開く

コントロールパネルへログインし、上部メニューの「WING」→左メニューの「ドメイン」→上部タブの「ドメイン」の順に進みます。ドメインリストが表示されます。

STEP
対象ドメインのネームサーバー設定を見る

確認したいドメイン名をクリックし、「ネームサーバー設定」をクリックします。アコーディオンが開いて、現在のネームサーバー情報が表示されます。

STEP
「カスタム」になっていないかを見る

ConoHa以外のネームサーバーが設定されていると「カスタム」が選択された状態で表示されます。ここが「カスタム」なら、原因①に当たっている可能性が高い状態です。

STEP
ConoHaに戻す場合

「ConoHa(標準)」をクリックし、表示された内容を確認して「はい」をクリックすると、自動で設定が完了します。ConoHaのネームサーバー情報は ns-a1.conoha.io と ns-a2.conoha.io です。

公式サポートは、ネームサーバーの変更がインターネット上に浸透するまで最大で24時間から72時間かかると書いています。

つまり、直した瞬間に更新が通るわけではありません。

この待ち時間があるからこそ、メールが届いた日の残り日数が効いてきます。

もう1つ、外部DNSを使っている人には追加の確認があります。

ConoHa公式の無料独自SSL設定ページは、外部DNSを利用する場合に「www有り無し」2つのAレコードの設定が要る、と説明しています。

片方だけ設定されている状態は、失敗条件の「Aレコード(wwwあり・なし)がConoHaを参照していない」に当たります。

wwwなしだけ直して安心してしまうのが、ここでのつまずきどころです。

ネームサーバーやAレコードの参照先がConoHaを向いていないと更新時の認証が届かないことを示した関係図

ドメイン自体をどこで管理しているか分からなくなっている場合は、ConoHaの無料独自ドメインは解約後どうなる?もあわせてどうぞ。

ドメインとサーバーの関係が見えてきます。

原因②:アクセス制限とリダイレクトを一時的に外す

2つ目の条件は、サイト側の設定です。

公式の表現は「設定ドメインに対して、アクセス制限やリダイレクト設定を.htaccessなどで設定されている場合、一時的に対象の設定の無効化をお願い致します」。

削除ではなく、一時的な無効化で構いません。ここは覚えておくと、ずいぶん気が楽になります。

.htaccessは、Webサーバーの動きをディレクトリ単位で決めるファイルです。

ConoHa WINGなら、コントロールパネル上で中身を編集できます。

手順は、上部メニュー「WING」→左メニュー「サイト管理」→「サイト設定」→上のタブ「応用設定」→「.htaccess設定」の鉛筆アイコンから編集、という流れです。

編集する前に、今の内容をパソコンのメモ帳などにコピーして残しておきましょう。

戻せる状態を作ってから触るほうが、あとで慌てずに済みます。

そしてここが、意外と見落とされます。

公式の文言は「.htaccessなどで」であって、「.htaccessだけ」とは言っていません。

ConoHa WINGのコントロールパネルには、.htaccessを自分で書かなくてもアクセス制限をかけられる機能が用意されています。

心当たりを探すなら、こちらも見る価値があります。

.htaccess以外にも「アクセス制限」はある
  • ディレクトリアクセス制限:指定したディレクトリに、ユーザー名とパスワードの認証をかける機能です。サイト管理→サイトセキュリティ→「ディレクトリアクセス制限」タブにあります。公開前のサイトや会員向けページにかけたまま忘れているケースがあります
  • IPアクセス制限:特定のIPアドレスからのアクセスを遮断する機能です。同じくサイトセキュリティのタブから設定します
  • WordPressプラグインによる制限:メンテナンスモードや「準備中」表示を出すタイプのプラグインも、外から見たときの挙動を変えます。心当たりがあれば、確認の間だけ止めておきましょう

リダイレクトについても、ConoHa特有の注意点があります。

公式サポートによれば、SSLを設定すると自動的にhttpsのURLへリダイレクトされるようになります。

そのうえで、利用者が自分で.htaccess等にリダイレクト設定を書くと、リダイレクトのループが発生してエラーになるケースがある、と注意が添えられています。

httpsへの転送を自分で書き足した記憶があるなら、そこが疑わしい部分です。

ConoHa側が同じことを既にやってくれているので、二重になっているかもしれません。

更新が通ったのを確認できたら、必要な制限は戻して構いません。

戻すときは、次の更新が走る時期と重ならないかだけ、頭の隅に置いておいてください。

原因を消してから、SSLをOFF→ONする

原因①と②を見終わったら、ようやくOFF→ONの出番です。

公式サポートで、この操作は「有効期限が切れてしまった場合」という項目に置かれています。

自動更新の失敗の項でも、2つの条件が問題なかったときに試す手として登場します。順番としては最後なのです。

操作そのものは、無料独自SSLの設定を一度OFFにして、再度ONにするだけ。

これで証明書の再発行ができる、というのが公式の説明です。

STEP
SSLの設定画面まで進む

コントロールパネルへログインし、上部メニューの「WING」→左メニューの「サイト管理」→左メニューの「サイトセキュリティ」→上のタブの「SSL」の順に開きます。

STEP
利用設定を切り替える

「無料独自SSL」を開いて「利用設定」を操作します。設定するときは「利用する」を選ぶ、というのが公式の手順です。

OFF→ONは、この利用設定を一度オフに戻してから、あらためて「利用する」にする流れになります。

STEP
結果を待って確かめる

ネームサーバーを直した直後であれば、浸透に最大24〜72時間かかる前提で待ちます。ブラウザのシークレットウィンドウで自分のサイトを開き、鍵マークの状態を見て確認しましょう。

そして、この操作には注意点が1つあります。

OFF→ONの連打はしないでください

ConoHa公式の無料独自SSL設定ページには、こう書かれています。「無料独自SSLは短期間に複数回設定をされると、一定期間申請が制限されますので、ご留意ください」。

直らないからもう一度、を繰り返すと、申請そのものができない時間帯を自分で作ってしまいます。期限が迫っているときほど、痛い制限です。

「短期間」が何時間で、「一定期間」が何日なのかは、公式ページに書かれていません。

数字が示されていない以上、回数を試して探るより、原因を先に消してから1回で通すほうが安全です。

「OFF→ONで直る」とだけ書かれた情報が多いのは、実際にそれで直ったケースが多いからでしょう。

ただ、直った人の記録には「なぜ失敗したのか」が残りません。

同じ手順で直らなかった人は、次にどこを見ればいいか分からなくなります。

原因①②を見てからOFF→ONに進む。この順番さえ守れば、直らなかったときも「次に見る場所」が残ります。

残り日数から逆算して、着手する日を決める

ここまでの作業を、時間の順に並べ直します。

逆算の起点は、届いたメールの本文に書かれた期限の日付です。そこから今日までの日数を数えてください。

判断を左右するのは、公式に書かれた1つの数字。ネームサーバーの変更が浸透するまでにかかる、最大24時間から72時間です。

確認だけなら十数分で終わります。長いのは待ち時間のほうです。

だから「いつ着手するか」が結果を分けます。

メール受信から証明書の有効期限までを、原因の確認・設定の修正・浸透待ち・更新の成立の4区間に分けた横向きのタイムライン図
スクロールできます
期限までの残り今日やること考え方
2週間以上原因①②の確認だけ済ませる浸透待ちの72時間を見込んでも十分間に合います。落ち着いて原因を特定する時間が取れます
1週間前後今日中に原因①②を確認し、直すところまで進めるネームサーバーを変えるなら、浸透待ちで最大3日。予備日を残せる最後のタイミングです
3日以内ネームサーバーの変更が要るかどうかを最優先で判定する変更が要る場合は浸透待ちで期限に届かない可能性があります。先に手を動かしてください
期限を過ぎた原因①②を消してから、OFF→ONで再発行公式に「有効期限が切れてしまった場合」の手順が用意されています。慌てて連打しないことが大事です

この表で言いたいことは1つです。メールが届いた日が、いちばん余裕のある日

翌週に回すたびに、選べる道が1つずつ減っていきます。

次の90日で、同じメールを受け取らないために

直ったあとの話です。ここを飛ばすと、3か月後にまた同じ画面を開くことになります。

更新のたびに新規設定と同じ認証が走る以上、やることはシンプルです。

「認証が通る状態」を壊さないように運用すればいいわけです。

再発を防ぐ3つの見直しポイント
  • DNSまわりを触った日は、SSLのことも思い出す。ネームサーバーの変更、Aレコードの追加や削除、他社DNSへの切り替え。これらはすべて認証の経路に関わります。作業した日をメモに残しておくと、次にメールが来たときの原因特定が早くなります
  • 外部DNSを使うなら、Aレコードは www あり・なしの2本。片方だけの状態は、公式が挙げる失敗条件そのものです。ドメインを追加したときに1本しか作っていないことがあります
  • アクセス制限をかけるときは、期限日をカレンダーに入れておく。公開前の制限、ディレクトリアクセス制限、IPアクセス制限。かけること自体は問題ありませんが、更新の時期と重なると失敗の引き金になります。かけっぱなしを避けるだけで、かなり減らせます
約90日のあいだに、設定を変えた日・アクセス制限をかけた日・更新が走る時期が重なると失敗しやすいことを示したカレンダー図

サーバーの引っ越し直後は、特に注意したいタイミングです。

ドメインの向き先とサイトの中身が同時に動くため、原因①と②が両方そろってしまうこともあります。

移行まわりでつまずいた経験がある方は、ConoHa WINGかんたん移行が失敗するときもあわせて読んでおくと、次の引っ越しが楽になります。

同じ件名のメールでも、アルファSSLなら最後の一手が変わる

もう1つ、知っておくと迷わずに済むことがあります。

ConoHa WINGで使えるSSLは、無料独自SSL(Let’s Encrypt)だけではありません。

アルファSSLというブランドの証明書も用意されていて、こちらにも自動更新があります。

そして、ここが紛らわしいところです。

アルファSSLの更新が失敗したときも、件名は同じ「[ConoHa] SSLサーバ証明書更新のご案内(〇日前)」。失敗する条件として挙げられている2つも、無料独自SSLとまったく同じ内容です。

違うのは、有効期間と、最後の一手です。

スクロールできます
項目無料独自SSL(Let’s Encrypt)アルファSSL
有効期間90日6ヶ月
更新の手続き不要(満了前に自動更新)不要(満了前に自動更新)
成功時の通知なしなし
失敗時のメール件名[ConoHa] SSLサーバ証明書更新のご案内(〇日前)
失敗する条件①ネームサーバー・Aレコード(wwwあり・なし)がConoHaを参照していない ②.htaccessなどでアクセス制限・リダイレクトを設定している
期限が切れた後設定をOFF→ONして再発行再発行の手続きが必要
おすすめできる人個人ブログ・まず無料で始めたい人ブランド証明書の表示を求められる人

原因の切り分けは共通で、切れた後の復旧だけが分かれる、というわけです。

無料独自SSLならコントロールパネルでOFF→ON。アルファSSLは、オプション独自SSLの設定ページを参照して再発行の手続きに進みます。

自分がどちらを使っているか分からない、という方もいるでしょう。

サイト管理→サイトセキュリティ→SSLのタブを開けば、どの設定が有効になっているかを確認できます。

ついでに覚えておきたい制約もあります。

オプション独自SSLを利用している状態では、無料独自SSLを利用できません。両方をONにして保険をかける、という使い方はできない仕組みです。

それぞれのSSLで何ができるかは、ConoHa WINGの独自SSL機能ページにまとまっています。

SSLの自動更新失敗でよくある質問

メールは届きましたが、サイトは普通に表示されています。放っておいてもいいですか。

いまの証明書が、まだ有効期間内だからです。件名に日数の表記が入るとおり、期限までには猶予があります。

ただし更新が失敗した状態は続いているので、期限を過ぎれば表示は変わります。猶予のあるうちに原因を確認しておきましょう。

OFF→ONだけで直りました。もう何もしなくていいですか。

OFF→ONが通ったのなら、そのときの設定で認証は通っています。同じ設定のまま90日後を迎えるなら、次も同じように通る見込みです。

気をつけたいのは2つ。確認のあいだだけ外したアクセス制限やリダイレクトを元に戻す場合と、その後またドメイン側の設定を触る場合です。

どちらかに当てはまるなら、そこが次の更新でつまずく場所になります。

ドメインを他社で管理しています。どこを直せばいいですか。

ConoHaのコントロールパネルではなく、ドメインの管理元の画面で設定を確認します。公式サポートにも、他社管理の場合は管理元で確認するよう添えられています。

外部DNSを使っている場合は、www有り無しの2つのAレコードがそろっているかを見てください。

Basic認証を外したくありません。ほかに方法はありますか。

公式が求めているのは削除ではなく「一時的な無効化」です。更新が通るまでの間だけ外し、確認できたら戻す進め方になります。

制限をかけたままにしたい場合の代替手段は、公式ページに書かれていません。運用と更新の両立が難しいときは、ConoHaのサポート窓口に聞くのがいちばん早いです。

何度もOFF→ONを試してしまいました。どうなりますか。

公式サポートには「無料独自SSLは短期間に複数回設定をされると、一定期間申請が制限されます」と注意書きがあります。制限にかかると、しばらく申請ができない状態になり得ます。

制限の長さは公式に書かれていないため、いったん操作を止めて、先に原因①②の確認を済ませてください。

期限が切れてしまいました。証明書は取り直せますか。

無料独自SSLであれば、設定を一度OFFにして再度ONにすることで再発行ができる、というのが公式の案内です。アルファSSLの場合は、オプション独自SSLの設定ページを参照して再発行の手続きに進みます。

どちらの場合も、先に原因を消しておかないと同じ結果になります。

サーバーの契約は続いています。なぜSSLだけ失敗するのですか。

別々の仕組みだからです。サーバー契約の更新はWINGパックの契約期間の話で、SSLの自動更新は証明書の有効期間の話。

証明書のほうは90日ごとに認証をやり直すため、その間にドメインやサイトの設定が変わると、契約が続いていても更新でつまずきます。

まとめ:メールが届いた日に、原因まで見ておこう

最後に、いちばん最初に開く画面だけ決めておきましょう。

コントロールパネルを開いて、ネームサーバーが「ConoHa(標準)」になっているかを見る。ここが起点です。

「カスタム」なら原因①、そうでなければアクセス制限のほうへ進みます。

この記事のおさらい
  • 更新の成功時に通知は来ない。メールが届いた=更新が行えなかった合図
  • 公式が挙げる失敗条件は2つ。ネームサーバー・Aレコードの参照先と、.htaccessなどのアクセス制限・リダイレクト
  • 更新は新規設定時と同じ認証をやり直す。だから外した制限を戻したり設定を触ったりすると、90日後に同じところで止まる
  • OFF→ONは最後の一手。短期間に複数回設定すると申請が制限される
  • ネームサーバーの変更は浸透に最大24〜72時間。残り日数から逆算して着手日を決める
  • 同じ件名でもアルファSSLは有効期間6ヶ月で、期限切れ後は再発行の手続きになる

SSLの更新でつまずくと、サーバーそのものへの不安につながりがちです。

しかし今回の失敗条件は、どちらもドメインとサイト側の設定に関わるもの。サーバーの性能とは別の話でした。

焦って連打するより、上から2つ見るほうが早い。ここまで読んだ皆さんなら、もう順番は頭に入っているはずです。

まずは今日、コントロールパネルのネームサーバーを開くところから始めてみましょう!

当ブログもConoHa WINGで動かしています。無料で独自SSLが使えて、更新も手続きなしで回る仕組みは、非エンジニアが自分でサイトを持つうえでありがたい部分です。

これから契約を考えている方、プランの見直しを考えている方は、公式サイトで今の内容を確かめてみてください。

ConoHa WINGでつまずきやすいところ(関連記事)

この記事について

本文は、2026年9月4日にConoHa公式サポートの各ページを確認した内容にもとづいています。本文で「公式に書かれていない」と述べているのは、この範囲での話です。

当ブログはConoHa WINGで動かしています。ただし自動更新の失敗そのものは経験していないため、体験談ではなく公式の記述を軸に書きました。

記事にはアフィリエイト広告を含みます。リンク経由で申し込みがあると、当ブログに紹介料が入ります。

公式の内容が変わったと分かった時点で、この記事も直します。

この記事で確認したConoHa公式ページ(2026年9月4日確認)

※2026年9月4日時点の公式サイト情報です。

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この記事を書いた人

AIツールは「使えるかどうか」より「自分の仕事で役に立つかどうか」。

30〜40代の非エンジニア会社員です。プログラミングは書けませんが、
ChatGPT・Gemini・Claude などを毎日の業務と副業で実際に使い倒しています。

「種類が多すぎて選べない」「課金する価値があるのか分からない」
「導入したいけど社内をどう説得すればいいのか」――
そんなつまずきを、専門用語をできるだけ使わずに解説します。

料金や機能の横並び比較、初期設定の手順、そのまま使えるプロンプト、
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