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Nottaの無料プランは月120分まで。有料のプレミアムは、年間プランで月1,185円です(2026年8月19日時点)。この2つの数字だけ見ると、無料でもそれなりに使えそうに読めます。
ところが実際に料金ページを開くと、フリー・プレミアム・ビジネス・エンタープライズの4つが並び、機能を比べる行が延々と続きます。どの行が自分に関係あるのか分からないまま、とりあえず無料で登録して放置する。あるいは、よく分からないまま高いほうを契約する。この2パターン、かなり多いのではないでしょうか。
この記事は料金表の転記ではありません。月の会議時間から、あなたが契約すべきプランを1つに絞り込むための記事です。金額と制限は2026年8月19日にNotta公式サイトで確認した数字だけを使っています。
先に答えを言います。分かれ目は3つだけです。会議1本が3分を超えるか、議事録を他の人と共有するか、月の合計が30時間を超えるか。この3つに答えるだけで、選ぶプランは1つに決まります。
読み終わる頃には、「自分は年間プランのプレミアムで、支払いは年14,220円」というところまで具体的に決まっているはずです。
- 無料プランで足りるかどうかを分ける、本当の境界線
- 有料の元が取れる会議時間(損益分岐点)を数字で出す方法
- プレミアムとビジネスの分かれ目=「月30時間」と「使う人数」
- 月払いと年払いが逆転する時期(答えは8ヶ月)
- 料金以外で効く分岐条件(翻訳アドオン・学割・無料トライアル)
3つの質問でNottaの料金プランは1つに決まる
プランの比較表を上から読むのは、いちばん時間がかかる決め方です。先に3つの質問に答えてしまいましょう。順番に進めば、途中で答えが出ます。
超えないならフリーで足ります。超えるなら次へ進んでください。フリーは1回につき3分までという上限があり、通常の会議は最初の3分で切れます。
管理者としてメンバーの権限を分けたいならビジネスです。自分だけが読めれば十分なら次へ進んでください。
超えないならプレミアム。超えるならビジネスです。プレミアムの文字起こし時間は月1,800分=30時間だからです。

全社導入を前提に、SAMLシングルサインオン(SSO・社内IDでまとめてログインする仕組み)や操作ログが必要な場合だけ、エンタープライズが候補になります。個人と小さなチームの検討では、まず出てこない選択肢です。
Nottaの料金プラン比較表(2026年8月19日時点)
先に全体像を置いておきます。金額はすべて税込、「年間プラン」は12ヶ月分を一括で払ったときの月あたりの金額です。
| プラン | 月額(年間プラン) | 月額(月間プラン) | 文字起こし時間 | 1回の上限 | AI要約 | おすすめできる人 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| フリー | 0円 | 0円 | 120分/月 | 3分 | 10回/月 | 精度と操作感を試したい人。会議の議事録には向かない |
| プレミアム | 1,185円 (総額14,220円) | 1,980円 | 1,800分/月 | 5時間 | 100回/月 | 個人で会議の議事録を作る会社員。月30時間まで |
| ビジネス | 2,508円 (総額30,096円) | 4,180円 | 無制限 | 5時間 | 200回/月 | 議事録をチームで共有し、権限を分けたい部署 |
| エンタープライズ | 要相談 | 要相談 | カスタマイズ | 5時間 | 無制限 | SSO・操作ログなど社内統制が要る大規模導入 |
年間プランは月間プランより40%OFF、というのが公式の表記です。アカウント数はフリーとプレミアムが1つ、ビジネス以上は複数に対応します。ビジネスのAI要約とファイルインポートの回数は、1アカウントあたりの数字です。
最新の金額と細かい機能差は、Notta公式の料金ページで確認できます。申し込みはパソコンのブラウザから進めるのが確実です。

無料プランの分かれ目は「月120分」ではなく「1回3分」
無料プランでつまずくのは、月120分の枠ではありません。1回につき3分までという上限のほうです。
公式の料金ページには、フリープランの条件がこう並んでいます。文字起こし時間は120分/月、1回につき3分まで、ファイルインポートは50個/月、AI要約は10回/月、アカウントは1つ。つまり30分の打ち合わせを録音しても、文字になるのは頭の3分だけです。
議事録という用途で言えば、初回で行き止まりになります。フリーは「Nottaの文字起こし精度と操作感を確かめる場所」と考えるのが実態に合っています。話者識別(誰が話したかを分けて表示する機能)は無料でも使えるので、短い3分の音声で自分の会議室の録音環境を試すには十分です。
月120分という枠のほうも、余裕はありません。週1回・30分の定例が1本あるだけで、ひと月ちょうど120分。週1回・60分の会議なら、月240分で枠の2倍です。あなたの定例会議は、月に何本ありますか。
- 向く:3分以内のボイスメモ、精度の確認、アプリの操作感を試す
- 向かない:30分〜1時間の会議、セミナー、インタビューの文字起こし
- アカウントは1つ。チームでの共有や権限設定はできない
有料の元が取れる会議時間|損益分岐点を数字で出す
「有料にすべきか」は、好みの問題に見えていませんか。実は月の会議時間を分に直すだけで、答えは計算で出ます。あなたの会議の入り方を、そのまま数字に置き換えてみましょう。
週に何本の会議を録ると、月1,800分に届くのか
プレミアムの文字起こし時間は月1,800分。時間に直すと30時間です。「30時間も使わない」と感じるかもしれませんが、会議の入り方に換算すると印象が変わります。1ヶ月を4週・営業日20日として計算しました。
| 会議の入り方 | 月の文字起こし時間 | プレミアム枠の使用率 | 判定 |
|---|---|---|---|
| 週1本・30分 | 約120分 | 約7% | プレミアムで十分 |
| 週1本・60分 | 約240分 | 約13% | プレミアムで十分 |
| 週2本・60分 | 約480分 | 約27% | プレミアムで十分 |
| 週3本・60分 | 約720分 | 約40% | プレミアムで十分 |
| 毎営業日・60分 | 約1,200分 | 約67% | プレミアムで十分 |
| 毎営業日・90分 | 約1,800分 | 100% | 上限ちょうど。ビジネスを検討 |
| 毎営業日・120分 | 約2,400分 | 超過 | ビジネス(無制限) |
表のとおり、毎営業日90分を超えて録り続けるかどうかが時間側の分岐点です。週に数本の会議を文字起こしする程度なら、プレミアムの枠は半分も使いません。「時間が足りなくなるかも」という心配で上のプランを選ぶ必要は、あまりないということです。
月1,185円は「時給2,000円で36分」の人件費
金額の側からも見ておきます。プレミアムの年間プランは総額14,220円、月あたり1,185円。時給2,000円で働いている人なら、月36分ぶんの人件費です。
議事録の書き起こしと整形にかけている時間が、月36分より多いか。それが金額面での損益分岐点になります。1時間の会議を1本、耳で聞き返しながら文字にした経験があれば、36分という数字がどれくらいのハードルかは想像がつくはずです。
使う本数から割り戻す見方もあります。週1本・60分の会議だけを文字起こしするなら、月4本で1,185円。会議1本あたり約296円という計算です。
プレミアムとビジネスの差額は、1人あたり月1,323円
ビジネスは1アカウントあたり月2,508円(年間プラン・総額30,096円)。プレミアムとの差は1人あたり月1,323円、1年で15,876円です。
この差額で増えるものは、公式の記載どおりに並べるとこうなります。すべてのプレミアム機能に加えて、Web会議の録画、セキュリティ管理、利用状況レポート、CRM・Zapier等の連携。さらに文字起こし時間が無制限になり、AI要約は1アカウントあたり月200回、ファイルインポートは月200個に増えます。チームワークスペースとユーザーロールの設定も、ビジネス以上の領域です。
あなたが1人で使うなら、この差額はほぼ「無制限」への対価だけになります。逆に、議事録を部署のメンバーで共有して権限を分けたいなら、差額の意味は一気に変わります。判断の軸は金額ではなく、その議事録を自分以外の誰かが開くかどうかです。
月払いと年払いが逆転するのは8ヶ月目
支払い方でも迷うところなので、こちらも数字にしておきます。
| プラン | 月間プラン(12ヶ月ぶん) | 年間プラン(総額) | 1年での差額 | 年払いが得になる時期 |
|---|---|---|---|---|
| プレミアム | 1,980円×12=23,760円 | 14,220円 | 9,540円 | 8ヶ月目から |
| ビジネス | 4,180円×12=50,160円 | 30,096円 | 20,064円 | 8ヶ月目から |
プレミアムの年間プラン14,220円は、月間プラン約7.2ヶ月ぶんにあたります。ビジネスも同じく約7.2ヶ月ぶん。どちらも8ヶ月目に入った時点で年払いのほうが安くなります。
数ヶ月で終わるプロジェクトのために契約するなら月払い。通年で続く定例会議に使うなら年払い。この線引きで迷わなくなります。
料金以外で効く3つの分岐条件
金額と時間だけでは決まらないケースもあります。あなたの会議に英語は混ざりますか。学生や教職員という立場ではありませんか。公式の料金ページに書かれているもののうち、判断が変わりやすい3つを挙げます。
翻訳を常用するなら、アドオン代を先に足しておく
海外とのオンライン会議が多いなら、翻訳はアドオン(追加オプション)として別料金です。1か国語リアルタイム翻訳は年間プランで月858円(総額10,296円)、月間プランなら月1,430円。2か国語文字起こし・翻訳は年間プランで月1,320円(総額15,840円)、月間プランなら月2,200円。アドオンはプレミアム以上のプランでのみ購入できます。
ここで計算が変わります。プレミアム1,185円に1か国語翻訳858円を足すと、月2,043円。ビジネスの2,508円がすぐ近くに見えてきます。翻訳を毎回使う前提なら、プランの比較にアドオン代を最初から足して考えてください。
なお2か国語文字起こし・翻訳は全プランで月4回、1か国語リアルタイム翻訳は月2回まで無料で試せます。必要かどうかは、この無料回数で判断できます。
学生・教職員は50%OFF、医療と法務には専用プランがある
料金ページには50%OFFの学生・教職員割引が用意されています。大学院に通いながら会議の記録を取る、といった立場なら確認する価値があります。
もうひとつ、医療関係者向けと法務関係者向けの特別プランもあります。ビジネスプランの機能に加えてAI要約とファイルインポートが回数無制限になり、医療用語や法務向けの専門辞書に対応する、という内容です。これらの金額は公式サイトに記載がなく、個別に問い合わせが必要です。詳しくはNotta公式の料金ページから確認してください。
迷ったら3日間の無料トライアルで決める
プレミアムには3日間の無料トライアルがあります。公式サイトには、トライアル中は72時間以内に解約すれば請求は発生しない、と書かれています。解約そのものは契約管理ページの「サブスクリプションの解約」から手続きします。
机上の計算で迷い続けるより、実際の会議を1本流してみるほうが早く決まります。まずプレミアムの無料トライアルで自分の会議を1本試し、30時間の枠と共有の必要性で最終判断する。これが遠回りの少ない順番です。
- 翻訳を常用するなら、アドオン代(月858円〜)を足した金額で比べる
- 学生・教職員は50%OFF。医療・法務は専用プランの問い合わせを先に
- 3日間の無料トライアルは72時間以内の解約なら請求なし
Nottaの料金プランに関するよくある質問
- 無料プランだけで会議の議事録は作れますか?
-
1回につき3分までという上限があるため、通常の会議をそのまま文字起こしするのは難しいです。無料プランは精度と操作感を試す用途、と考えてください。
- プレミアムとビジネスは、結局どこが違いますか?
-
文字起こし時間(1,800分/月と無制限)と、チームで使う機能の有無です。ビジネスではチームワークスペース、ユーザーロールと権限、利用状況レポート、Web会議の録画などが加わります。1人で使うならプレミアムで足ります。
- 月払いと年払いはどちらが得ですか?
-
8ヶ月以上使うなら年払いです。プレミアムは年間プラン総額14,220円で、月間プラン約7.2ヶ月ぶんにあたります。1年使えば9,540円の差になります。
- スマホアプリだけでも使えますか?
-
有料プランはWeb版とアプリ版の両方に適用される、というのが公式の表記です。ただし契約内容の確認や申し込みは、画面が広いパソコンのブラウザから進めるほうが間違いがありません。
- 学生割引はありますか?
-
50%OFFの学生・教職員割引が料金ページに用意されています。適用条件は公式サイトで確認してください。
- あとからプランを変更できますか?
-
アップグレードは契約管理ページから即時できますが、下位プランへの変更は現在の契約を解約してから契約し直す形になります。また、途中解約による日割り計算の返金は行われない扱いです(2026年8月19日時点のNotta公式ヘルプ)。解約の手順と窓口は契約経路によって変わるため、Notta解約の手順|契約経路別に自動更新を止めるで整理しています。
まとめ|Nottaの料金プランは会議時間で決まる
最後にもう一度、判断の軸だけ並べておきます。
- 会議1本が3分を超えるなら、フリーは選択肢から外れる
- 議事録を自分だけが読むならプレミアム(年間プランで月1,185円)
- 月30時間を超えて録る、またはチームで共有・権限管理するならビジネス(月2,508円)
- 使う期間が8ヶ月を超えるなら年払いが安い
- 翻訳を常用するなら、アドオン代(月858円〜)を足して比べる
会議の議事録を個人で作る会社員なら、ほとんどの場合はプレミアムの年間プランに落ち着きます。月30時間という枠は、毎営業日90分の会議を録り続けてようやく届く水準だからです。迷っているなら、まず3日間の無料トライアルで自分の会議を1本試すところから始めてみてください。
金額と機能は変わることがあります。申し込みの前にはNotta公式の料金ページで最新の内容を確認してください。手続きはパソコンのブラウザから開くと、プランの比較表と支払い方法を同じ画面で確認しながら進められます。
- 議事録AIそのものの選び方から整理したい方は:議事録AIの選び方|4つの入口を状況別に整理
- Notta以外の選択肢も並べて比べたい方は:AI議事録ツール比較8選|料金・無料枠で選ぶ
- まず無料の範囲で動かしてみたい方は:議事録AIの始め方|無料で今週から試す3ステップ
- やめたくなったときの止め方を先に知っておきたい方は:Notta解約の手順|契約経路別に自動更新を止める
※本記事の料金・プラン内容は2026年8月19日にNotta公式サイトで確認した情報です。筆者はNottaの契約者ではなく、公開されている情報を整理してお伝えしています。
