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廃止される機能は5つ。そのうち4つは、多くの会社員がそもそも開いたことのない機能なのです。
そして、WordやExcelの右上にいるCopilotは、この5つに入っていません。
「Copilotの機能が廃止」という見出しだけが流れてきて、明日の資料づくりを心配した人もいるでしょう。
しかし、今回Microsoftが名前を挙げたのは、単体の「Copilotアプリ」の中にある機能ばかりでした。
皆さんが毎日押しているOffice側のCopilotのボタンは、8月18日を過ぎても、そこにあります。
ただ、5つのうち1つは、期限までに手を動かしておいたほうがいい機能です。放っておくと、自分で作ったデータが二度と取り出せなくなります。
今回は、何が消えて何が残るのかを1枚の表で見比べてから、期限までにやることを拾っていきます。
2026年8月18日から、2つのCopilotアプリが1つになります
Copilotのアプリは、これまで2つに分かれていました。個人向けの「Microsoft Copilot」と、仕事向けの「Microsoft 365 Copilot」です。
この2つが、1つのCopilotアプリにまとまります。
アカウントの切り替えが始まるのは2026年8月18日から。一斉に変わるのではなく、波のように少しずつ広がっていきます。
だから、隣の席の画面が先に新しくなって自分はまだ、ということも起こるでしょう。
なお、使う側の手続きは基本的にありません。
チャット履歴も、作ったコンテンツも、新しいアプリにそのまま引き継がれます。
Web版は自動で新しい画面へ転送されます。スマホアプリだけは、ストアから手動で更新が必要になる場合があります。
単体のCopilotアプリで共有・生成したファイルは、OneDriveへ移されます。
消えるわけではありません。ただ、探す場所が変わります。
「アプリの中にあったはずの資料が見当たらない」となったら、まずOneDriveを開いてみてください。(出典: Microsoft公式サポート/2026年8月16日確認)
廃止される5機能と、手元のデータはどうなるか
統合にあわせて姿を消すのは、次の5つです。
- ポッドキャスト:資料やテーマを渡すと、ラジオ番組のような音声にしてくれる機能
- ディープリサーチ:テーマを渡すと、時間をかけて調べて長めのレポートにまとめてくれる機能
- グループチャット:複数人で同じCopilotに話しかけられる機能
- Copilot Labs:3Dや音声など、実験段階のものを試せる場所
- Mico:音声でやりとりするときに出てくるキャラクター
手元のデータがどうなるかまで、公式サポートの記載を1枚の表にしました。スマホでは横にスクロールできます。
| 機能 | いつ | 手元のデータ | 代わりになるもの |
|---|---|---|---|
| ポッドキャスト | 2026年8月18日 | 作成済みのものも聴けなくなる | なし。廃止前にダウンロード可 |
| ディープリサーチ | 2026年8月18日(個人向け) | 保存済みの調査内容は削除されない | Microsoft 365 PremiumのResearcher |
| グループチャット | 2026年8月18日から順次 | 自分の発言は1対1のチャットとして残る。他の参加者の発言や画像は引き継がれない | なし |
| Copilot Labs | アカウント更新のタイミング | Labsで作った3Dデータや音声は引き継がれない | Frontier in Copilot/MAI Playground |
| Mico(音声のキャラクター) | 2026年8月から順次 | 音声の会話履歴は残る。色や見た目の設定は引き継がれない | Learn Liveで継続。音声機能自体は継続 |
表を見て、いくつ心当たりがあったでしょうか。
ゼロだった人が、おそらく多数派です。
ポッドキャストもCopilot Labsも、どちらかといえば趣味で触る機能でしょう。日々の資料づくりには、どれも関わりません。
会社員の実務に効いてくるとすれば、ディープリサーチでしょう。競合調査や業界の下調べに使っていた人は、乗り換え先を決める必要があります。
※出典: ポッドキャストの廃止について/ディープリサーチの廃止について(英語版)/廃止される機能に関するよくある質問(いずれもMicrosoft公式サポート・2026年8月16日確認)
WordやExcelのCopilotも消えるのか?
ここがいちばん誤解されやすいところでしょう。
今回Microsoftが廃止を告知したのは、すべてCopilotアプリの中の機能です。
WordやExcel、PowerPoint、Outlookに組み込まれているCopilotについては、今回の案内に廃止の記載はありません。

Wordで文章のたたき台を作らせる。Excelで数式を書かせる。
Outlookでメールを要約させる。この使い方が中心の人にとって、8月18日は特に何も起きない日です。
- Copilotとのチャット。これまでの履歴も引き継がれます
- 画像の生成
- 音声でのやりとり(Copilot Voice)。キャラクターが消えるだけで、会話そのものは続きます
- 個人アカウントと仕事アカウントの併用。むしろ1つのアプリの中で切り替えやすくなります
統合の狙いは、機能を減らすことよりも「入口を1つにまとめる」ことにあるようです。
個人の用事と仕事の用事でアプリを行き来する手間は、正直、面倒でした。そこが片づくのは素直にありがたい変更だと思います。
8月18日までに済ませておきたい3つの作業
該当する機能を使っていた人だけ、期限までに手を動かしておきましょう。どれも数分で終わります。
今回、いちばん取り返しがつかないのがここです。
Web版Copilotのポッドキャストのメニューから「ダウンロード」を選ぶと、1件ずつ手元に保存できます。
廃止後は、作成済みのものまで聴けなくなります。残したい音声があるなら、先に済ませてしまいましょう。
Labsの実験機能で作った3Dデータや音声クリップは、更新後に引き継がれません。
実務で使う予定のあるファイルは、パソコンかOneDriveへ移しておきましょう。
グループチャットは1対1のチャットに移し替えられますが、残るのは自分の発言だけです。
ほかの参加者の発言も、その人がアップした画像も引き継がれません。
チームで詰めた結論が入っているなら、テキストにコピーして別の場所へ貼っておくと安心です。
更新は8月18日から段階的に進みます。自分のアカウントがいつ切り替わるかは選べません。
「まだ画面が変わっていないから、来週でいいか」と後回しにすると、間に合わないこともあります。保存作業は、早めに片づけてしまいましょう。
ディープリサーチの乗り換え先はResearcher
個人向けのディープリサーチが終わったあと、同じような調査をどこでやるか。
Microsoftが挙げている行き先は、Copilotの中の「Researcher」です。
しかし、ここには条件がつきます。
Researcherを使えるのはMicrosoft 365 Premiumの契約者で、Microsoft 365 PersonalやFamilyは対象外です。
保存済みの調査内容が消えることはありません。読み返すだけなら、これまでどおりできます。
Microsoft 365 Premiumは、2026年8月1日にサポートが終了したCopilot Proの移行先として案内されているプランでもあります。
料金や中身をどう判断するかは、それ自体で1本の記事になる話です。契約を考える段階の人は、別記事のほうを開いてみてください。
もう1つの現実的な道は、調査だけ別のAIに任せることです。ChatGPTやGeminiにも、時間をかけて調べてレポートにまとめる機能があります。
Copilotの契約を上げる前に、いま手元にあるAIで足りるかを試す。この順番のほうが、財布にも優しいでしょう。
Copilotアプリの統合でよくある質問
- アプリを入れ直す必要はありますか。
-
基本的にはいりません。更新はほぼ自動で進み、Web版は新しい画面へ自動で転送されます。スマホアプリを使っている場合だけ、ストアからの手動更新が必要になることがあります。
- これまでのチャット履歴は消えますか。
-
消えません。チャット履歴も作成したコンテンツも、更新後のアプリに引き継がれます。グループチャットだけは形が変わり、自分の発言が1対1のチャットとして残ります。
- 無料でCopilotを使っています。影響はありますか。
-
ポッドキャストは無料か有料かを問わず廃止されます。ディープリサーチも個人向けで終わります。一方でチャットと画像生成は続くので、その使い方が中心なら影響は小さいでしょう。
- Micoが好きだったのですが、もう会えませんか。
-
Copilot Voiceからは姿を消しますが、学習体験の「Learn Live」ではチューター役として続きます。色や見た目のカスタマイズ設定は引き継がれません。
- 会社のMicrosoft 365にも影響しますか。
-
今回廃止が告知されたのは、Copilotアプリ側の機能です。WordやExcel、Outlookに組み込まれたCopilotについては、今回の案内に廃止の記載はありません。社内の運用ルールを決める立場なら、Microsoft公式サポートの原文にも目を通しておくと安心です。
まとめ:ほとんどの人は、今日は何もしなくて大丈夫
- 個人向けと仕事向け、2つのCopilotアプリが1つになります。開始は2026年8月18日から順次
- 廃止はポッドキャスト・ディープリサーチ・グループチャット・Copilot Labs・Micoの5つ
- WordやExcelのCopilotは、今回の告知に入っていません
- ポッドキャストを作っていた人だけ、廃止前のダウンロードを急ぎましょう
大きな見出しのわりに、多くの会社員にとっては静かな変更です。
皆さんがやることは、心当たりのある機能が表にあったかどうかで決まります。
1つも無ければ、今日は何もしなくて大丈夫です。
表の中に自分の使っている機能があったなら、今日のうちに保存だけ済ませてしまいましょう!
ニュースの見出しは、いつも実際より大きく響きます。だから廃止の知らせを見るたびに慌てるより、自分が本当に使っている機能を一度書き出しておくほうが、ずっと気が楽になります。
どのツールに時間を投資するか迷っているなら、用途別に整理した比較記事から覗いてみてください。
以上、ともかつでした。
- Copilot Pro終了|365 Premiumへの移行判断
Researcherが使えるMicrosoft 365 Premiumの料金と中身、移行のタイミング - 【2026年】AIツールおすすめ比較|用途別に選ぶ
主要AIツールを用途別に比較。1つに絞るときの判断材料 - ClaudeとChatGPTの違い|両方課金して使い分け
調査やレポート作成を別のAIに任せる場合の選び方
- 情報の確認日:2026年8月16日。Microsoftの公式サポートページの記載を確認して作成しています。本文で「今回の案内に廃止の記載はありません」と述べているのは、上の出典に挙げた各ページを読んだ範囲での話です。
- 執筆の前提:筆者はMicrosoft 365 Personalを契約している会社員です。今回の統合・廃止を自分の環境で検証したわけではなく、公式サポートの公開情報を読み解く形で書いています。ディープリサーチの廃止については、英語版の公式サポートページを出典としています。
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